【七五三お参りの方法】参拝や祈祷の流れ・作法・マナー | フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

【七五三お参りの方法】参拝や祈祷の流れ・作法・マナー

【七五三お参り】参拝や祈祷の流れ・作法・マナーは?

七五三のお参りに関して、参拝のみにするべきか祈祷も受けるべきか悩まれる方も多いかと思います。 また、お参りに行く際も、初めての場合は、流れや作法・マナーが心配になることもあるかと思います。 本記事では、七五三お参りの際の参拝や祈祷に関して、そもそも参拝や祈祷はどのようなものかや、参拝や祈祷を受ける際の流れや作法・マナーについて解説します。

七五三お参りの参拝や祈祷とは何か?どう違うのか?

七五三のお参りとは神社やお寺を訪れ、神様や仏様を拝むことを指します。 七五三のお参りは、 ・お賽銭を入れ拝礼するのみするパターン ・お賽銭を入れ拝礼&ご祈祷を受けるパターン があります。 お賽銭を入れ拝礼する場合は、神社に訪れ、お賽銭箱にお賽銭を投入し、神様に感謝をしたり、加護をお願いしたりします。 ご祈祷を受ける場合は、社殿にあがり、神職に祝詞を読んでもらい神様にお願いを伝えます。 ご祈祷はお賽銭を入れて拝礼することに比べ、より丁寧なお参りの方法と言えます。 七五三のお参りを考えている方は、お賽銭を入れて拝礼のみをするか、お賽銭を入れて拝礼&祈祷を受けるかをします。

七五三お参りを神社で拝礼する場合の流れと作法・マナー

七五三の際に、お賽銭を入れて拝礼をする場合の流れは ・鳥居をくぐって神社に入る ・参道を通る ・手水舎で心身を清める ・社殿前で一礼し、お賽銭を入れて鈴を鳴らす ・鳥居をくぐり神社を出る という流れになります。

鳥居をくぐって神社に入る

鳥居は一般社会である俗世と神様がいる神域を区切る結界を意味します。 神社内は神様が祀られた神聖な場所のため、鳥居の前で身なりを整え、中央を開けた場所で一礼をしてから鳥居をくぐります。

参道を通る

参道の真ん中は正中と呼ばれ、神様が通る道とされます。 そのため、参道を通る際は端を歩きます。 真ん中を横切る際は軽く頭を下げながら通ります。

手水舎で心身を清める

右手で柄杓をとって水を汲み、左手に水をかけて左手を清めます。 その後、柄杓を左手に持ち替え、右手に水をかけて右手を清めます。 両手が清められたら柄杓を右手に持ち直し、左手に水を溜めて口に含みすすぎ口を清めます。 最後に柄杓を立てるようにして柄の部分に水を流し伏せて元の場所に戻します。 これらの動作を柄杓1杯の水で対応します。

社殿前で一礼し、お賽銭を入れて鈴を鳴らす

社殿に着いたら、まずは一礼し、お賽銭をそっと入れます。 この際、お賽銭を強く投げ入れるのはマナー違反になります。 鈴があれば鳴らし、神様に自身が来たことを知らせます。 その後二礼二拍手一礼をします。 姿勢を正し、深いお辞儀を2回し、右手を少し下にずらして、柏手を2回打って手を合わせ、子供の無事成長を神様に感謝し、今後の健やかな成長をお祈りします。 最後にもう一度深くお辞儀をして終えます。

鳥居をくぐり神社を出る

神社を出る際も、鳥居をくぐる前に神社の方を向き一礼をしてから、鳥居をくぐり神社を出ます。

七五三お参りをお寺で参拝をする場合の流れと作法・マナー

お寺で参拝をする場合の流れは、 ・山門を通ってお寺に入る ・手水舎で心身を清める ・常香炉の煙で体を清める ・鐘楼で一礼して鐘を撞く ・本堂でお賽銭を入れ拝礼 ・焼香台で焼香をする ・山門で一礼してお寺を出る

山門を通ってお寺に入る

山門は俗世との境を表す門とされます。 お寺の参拝前はまず身なりを整えます。 山門(入口)の前で本堂の方を向いて合掌一礼してから入ります。 敷居は踏まずにまたいで進みます。 この際、女性は右足から、男性は左足からと、入る足が異なるとされる場合もあります。

手水舎で心身を清める

手水舎で手と口を清めます。この方法は基本的に神社の手水舎での作法と同じです。 右手で柄杓を持って、左手を清め、柄杓を持ち持ちかえて右手を清めます。 最後に手のひらに水を溜めて口に含み、軽くすすいで口を清めたら、左手で口元を隠して、そっと水を吐き出します。

常香炉の煙で体を清める

常香炉があれば、煙で体を清めます。 お線香を供え、煙を受けて心身を清めます。 この際、お線香の火は口で吹き消すのではなく、手で風を送って消します。

鐘楼の作法とマナー

鐘楼を撞いてよいお寺の場合は、参拝前に仏様への挨拶の意味で撞きます。 鐘を撞く前に合掌一礼して心を整えます。 鐘を撞いた後は、合掌してお祈りし、合掌したまま一礼をします。 鐘を撞くのは基本的に本堂での参拝前に行います。

本堂でお賽銭を入れ拝礼

本堂でお賽銭を入れるときは合掌して一礼をします。 お賽銭は投げ入れるのではなく、そっと入れ、鰐口があれば鳴らします。 鰐口は参拝前の挨拶や音色をお供えする意味があります。 その後、合掌しながら一礼し、お願いごとがあれば念じます。 再度一礼して本堂を後にします。

焼香台で焼香をする

焼香台があれば、焼香をします。 合掌して礼をして、右手の親指と人差し指と中指でお香をつまみます。 左手を右手の下に添え眉間の高さまで、持ち上げます。 その後香炉の炭の上に丁寧にお香をくべ、合掌して礼をします。 焼香の回数は宗派によって異なることがありますので、不安な場合は1回にします。

山門で一礼してお寺を出る

お寺を出る際は、山門の前で再度一礼し、山門を出ます。

七五三お参りの際のお賽銭の額はいくらが適切か?

お参りの際のお賽銭は縁起が良いとされる金額と縁起が良くないとされる金額があります。 お賽銭で縁起が良いとされる金額は、語呂に合わせて縁起の良い金額を決める方法と、硬貨の形から縁起の良い金額を決める方法があります。 語呂に合わせる方針では、縁起のよい金額では、 ・5円:ご縁がある ・15円:十分なご縁がある ・25円:二重のご縁がある ・115円:いいご縁がある ・125円:十二分なご縁がある ・415円:よいご縁がある などがあります。 また、硬貨の形として、硬貨の真ん中に穴が開いている、5円や50円は運が通りやすくなる、または見通しが良くなると言われ縁起が良いとされています。 ちなみに、115という数値は語呂の面でも、硬貨の形の面でも、また、風水の面でも良いとされています。 一方縁起が良くないとされる金額は、 ・10円:遠縁 ・33円:散々 ・65円:ろくなご縁がない ・75円:何のご縁もない ・85円:やっぱりご縁がない ・95円:苦しいご縁 ・105円:当分ご縁がない ・500円:これ以上の効果(硬貨)がない などがあります。 七五三お参り時のお賽銭に関しては以下記事でより詳しく解説しています。 【七五三お参り】お賽銭はいくらが適切?おすすめの金額は?

七五三お参りの際の祈祷とは?

祈祷とは社殿にあがって神職に祝詞をよんでもらい、神様にお願いを伝える儀式です。 祈祷と似た言葉に祈願がありますが、祈祷は神職に行ってもらうのに対し、祈願は自身が神様に願いを捧げることを指す場合が多いです。 神社での祈祷は大体9時~16時半くらいで受け付けています。 祈祷は予約が必要な神社と予約が不要な神社があります。 祈祷を考えている方は、検討している神社に、予約が必要か、祈祷の受付時間などを確認をしてみましょう。

七五三の祈祷を受ける際の流れと作法・マナー

七五三の祈祷の流れは、まず受付から始まります。 社務所がある神社の場合は社務所で申込用紙を記入します。 その際に初穂料を納めます。 受付が終わったら、待合室にてご祈祷の順番を待ちます。 順番が来たら案内に従って社殿へと進みます。 社殿で祈祷の儀式が始まります。 まずは修祓と呼ばれるお祓いをして心身を清めます。 その後、神職が神様と参拝者の間をとりもつ祝詞を奏上します。 神職が祝詞を奏上する間は頭を下げておきます。 その後、玉串を呼ばれる榊の枝に紙垂をつけたもので神様に捧げ、拝礼します。 以上が祈祷の一般的な流れになります。 感染症対策などもあり、流れが異なる神社も多いため、気になる方は神社のHPを確認してみましょう。

七五三祈祷の際の初穂料の事前準備と相場に関して

七五三祈祷の際の初穂料の料金の相場としては5,000円~10,000円が一般的です。 初穂料の料金・費用は神社によって異なるため、事前にご祈祷をお考えの神社のHPや問い合わせをして金額を確認しておきましょう。 初穂料の事前準備はのし袋(熨斗袋)を用意します。 七五三のお参りの際は、のし袋(熨斗袋)は紅白の水引が蝶結びになっているものを用意します。 次に、のし袋(熨斗袋)に毛筆や筆ペンを使用して、記入をしていきます。 のし袋の書く場所は、 ・のし袋(熨斗袋)表面 ・中袋表面 ・中袋裏面 ・のし袋(熨斗袋)裏面 があります。 のし袋(熨斗袋)の表面には、中央上部の水引の上くらいの位置に、「初穂料」または「御初穂料」もしくは「御礼」と記載します。 中央下部にフルネームでご祈祷を受ける子供の名前を書きます。 この際の文字は上部に書いた文字よりも小さく書きます。 また、神主の読み間違えを防ぐため、名前の横にふりがなを書いておくと安心です。 中袋の表面には、中央やや上に金額を記入します。 金額は漢数字で記入します。旧字で記入するとより丁寧です。 中袋の裏面の左下に「郵便番号」、「都道府県からの住所」、「氏名」を記入します。 のし袋(熨斗袋)の裏面には、中袋がなかった場合に、左下に「金額」、「郵便番号」、「都道府県からの住所」、「氏名」を記入します。 七五三の初穂料の際のお金の包み方は、お札を表にして、印刷されている人物の顔が上に来るように入れます。 のし袋の中に入れるお札は新札を入れるようにします。 のし袋(熨斗袋)は、お祝いごとでは下の折を上の折にかぶせます。 七五三お参り時の初穂料の由来や渡し方、玉串料やお布施との違いは下記記事でも紹介しています。 【七五三祈祷】初穂料・玉串料・お布施の使い分けと料金相場

七五三お参りの際の持ち物は?

七五三お参りや祈祷の際の持ち物は以下のようなものがあります。 ・初穂料とのし袋(七五三お参りでご祈祷を受ける場合のみ) ・お賽銭用の小銭 ・着物で食事をする場合はタオルやエプロン・ハンカチを用意 ・天気が悪い可能性がある場合は雨具(傘・レインコートなど) ・着替えがしんどくなった場合の着替え ・草履が痛くなった場合に備えて靴と靴下・絆創膏 ・お参りの写真撮影をするためのカメラ ・気温が低そうな場合は手持ちカイロ、ブランケット、ストールなどの防寒具 ・ヘアセットが崩れた時はヘアピンがあると便利 ・包装された一口サイズのおやつ ・こぼれて着物を汚さないようにストロー付の水筒 七五三お参り当日の持ち物は下記の記事でも詳細に紹介しています。 【七五三お参り】参拝時の持ち物・必要なもの

七五三のお参りはいつが混雑するか

前述の七五三の日とされる11月15日は祝日ではなく、平日になる年もあれば、土日になる年もあります。 平日は学校や仕事の都合もあるため、11月15日周辺の土日祝が混雑する時期します。 混雑を避けるために時期を多少ずらす人も多く、10月~12月前半がお参りの混む時期となります。 神社のご祈祷は年中受付をしている神社も多く、時期をずらす場合は、事前に確認しましょう。 また、ご家庭によっては六曜を重視する方もいるため、大安の日はより混みやすくなります。 まとめると11月15日周辺の土日祝で大安の日などが、その年の七五三の一番混む時期となります。 七五三を何歳で行うか、数え年・満年齢についてお参りや、写真撮影のおすすめの時期などは以下の記事にて解説をしています。 【七五三をいつする?】年齢(数え年・満年齢)、お参り・写真撮影のおすすめ時期

七五三のお参りはどこに行くか

七五三のお参りをどこにするかの良くある判断基準としては、まず自身の氏神様の神社に行くということがあります。 次に、家の近くの神社を選ぶということもあります。 この場合、移動時間が少なくスケジュール調整や手間が少ないという特徴があります。 次に、お宮参りで行った神社にお参りするということもあります。 子供の成長を同じ神様にずっと見守っていただけるのは安心感があります。 また、特別の思い入れや思い出のある神社を選ぶこともあります。 その他、有名な神社を選ぶということもあります。 七五三のお参りに有名な神社にお参りを行くと、その神社に行ったことが記念や思い出にもなります。 この機会に初めて行く神社を選ぶということもあります。 最後に、着物のレンタルをするフォトスタジオに近い神社を選ぶということもあります。 着物をレンタルし、当日支度をしてもらうフォトスタジオの近くの神社を選ぶことで、着物での移動が少なく、手間や子供の負担を少なくお参りをすることができます。 七五三のお参りをどこにいくべきかに関しては、以下記事にて詳細の解説をしています。 七五三のお参りはどこへいくべき?どの神社を選ぶべきか?

七五三の参拝の際の両親、祖父母、兄弟姉妹の服装は?

両親(母親・父親)も、祖父母も、兄弟姉妹も共通して意識すべきことは ・主役の子供を引き立てる服装にすること(派手な色や柄にしないこと) ・主役の子供よりも格が高くならない服装を選ぶこと ・カジュアルすぎないこと ・派手な服装や露出の多い服装にしないこと があります。 七五三お参り時の両親や祖父母、兄弟姉妹の服装に関しては以下記事で詳細の解説をしています。 【七五三のお参り時の適切な服装は?】両親(母親・父親)、祖父母、兄弟姉妹など  

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