橿原神宮(奈良県橿原市)の七五三お参り・ご祈祷体験レポート|奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ

橿原神宮(奈良県橿原市)の七五三お参り・ご祈祷体験レポート

公開日2025年7月19日更新日2025年7月29日

橿原神宮七五三_メイン画像

目次

橿原神宮(奈良県橿原市)の七五三お参り・ご祈祷レポート【1家族目】

【なぜ七五三のお参り・ご祈祷に橿原神宮を選んだか】雰囲気・歴史・アクセスのしやすさ

橿原神宮七五三_橿原神宮を選んだ理由

七五三のお参りに橿原神宮を選んだのは、雰囲気、歴史、親族と一緒にお参りする際の便利さなどからでした。

七五三の場所を考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが「橿原神宮」でした。奈良に住んでいると、一度はお参りしたことがある方が多いと思いますが、橿原神宮のあの凜とした空気感、広くて自然に囲まれた境内の雰囲気がとても好きでした。
歴史ある神宮で、七五三という大切な節目をきちんと祝いたかったので、橿原神宮を選びました。

アクセスもしやすく駐車場も広いので、親族で集まりやすいのもポイントになりました。

また、写真をたくさん撮りたいと思っていたので、どこを切り取っても絵になる橿原神宮はまさに理想的なロケーションで、子どもの成長を願う節目の日を思い出に残すのにぴったりかなと思いました。

【橿原神宮の七五三お参り・ご祈祷で回った順番と所要時間】ゆったりとお参りして2時間くらい

橿原神宮七五三_外拝殿

▼9:30 橿原神宮駐車場到着&境内へ
駐車場から鳥居をくぐって境内へ。朝の澄んだ空気の中、歩いているだけで気持ちが引き締まります。

▼9:45 ご祈祷の受付
祈祷殿で受付を済ませます。予約は不要で平日の朝一なこともあり、スムーズに案内されました。

▼10:00 ご祈祷開始
平日だったこともあるかと思いますが、タイミングよく我が家だけの祈祷でした。
混雑時は他のご家族と一緒にまとめてのご祈祷です。
子どもも最後までちゃんと座ってがんばってくれて、成長を感じた瞬間でした。

▼10:20 授与品受け取り
風船に囲まれておもちゃがたくさん置かれている部屋に案内され、子どもはウキウキでした。
好きなおもちゃを選べて、ここが1番嬉しそうでした(笑)

▼10:30 境内で記念撮影タイム
ご祈祷後は、撮影係りとして友人と合流し、大鳥居の前や外拝殿前などで写真撮影をしました。
着物姿がとても映える場所ばかりで、たくさん撮ってしまいました。
※業者にロケ撮影を頼む場合は指定業者以外だと持込料として1万円が必要になるそうです。
家族や知り合いに撮ってもらう分に関してはもちろん費用はかかりません。(不安になり、橿原神宮さんに問い合わせました)

▼11:30 駐車場へ戻って解散
無事にお参りを終えて、駐車場に戻ったのが11:30ごろでした。
全体で約2時間くらいのスケジュールでしたが、焦ることもなく、ゆったりとした気持ちで過ごせました。

橿原神宮の七五三お参り・ご祈祷の各スポットはどうだったか

祈祷殿

ご祈祷の受付をする「祈祷殿」は境内の奥のほうにあります。
待合スペースは広く、ウォーターサーバー、授乳室、お手洗いもあり充実していました。
長椅子がたくさんあり、祖父母も座って待っていられるのも良かったです。

祈祷殿は広々としていて神聖な空間でした。
下の子が泣いてしまっても優しく見守ってくれる雰囲気だったのも良かったです。

南手水舎

境内に入ってすぐの「手水舎」は、子どもにとっても大事な体験のひとつ。
「まずは身を清めてから神さまにご挨拶するんだよ」と伝えると、素直に誘導されるがまま手と口を清める姿が可愛かったです。
季節によってはお花が飾られていたり、水の音も心地よく、ここも立派なフォトスポットです!

橿原神宮七五三_南手水舎

外拝殿

ご祈祷とは別に、外拝殿でもきちんと手を合わせてお参りしました。
外拝殿には有名な「大絵馬」があります。
外拝殿前の広場も開放感があって、家族全員の集合写真を撮るのにぴったりの場所でした。

橿原神宮七五三_大絵馬

大鳥居

迫力のある大鳥居は、バックにすると写真映えするフォトスポットです。
帰り際に立ち寄ったのが「大鳥居」前。
子どももだんだん疲れが出てきていたけど、「これで終わりだよ〜」っと声をかけながら、なんとか最後まで笑顔で頑張ってくれました。

橿原神宮七五三_大鳥居

【橿原神宮の七五三ご祈祷・授与品について】事前予約は不要・祈祷時間は20分~30分

ご祈祷は20分~30分くらいです。受付は境内の奥にある「祈祷殿」で行います。事前予約は不要でした。

当日は少し早めに行き、そのまま受付しました。

初穂料は7,000円でした。授与品は記念メダル、お守り、千歳飴、選べるおもちゃなどがついていて、十分すぎるくらい豪華でした。

混雑時のご祈祷は数組まとめて行われますが、お参り日が平日だったこともあり、我が家のみの祈祷でしたが、広いお部屋で席にもゆとりがあるので、周りが気になりすぎることはないかな?と思います。神主さんが丁寧に祝詞をあげてくださって、神聖な空気の中で心がすっと引き締まりました。子どもが途中で少しそわそわしても、温かく見守ってくれる雰囲気だったのもありがたかったです。
※祈祷中の撮影は禁止です。

橿原神宮の七五三お参り・ご祈祷を終えての感想

橿原神宮七五三_お参り

橿原神宮の凛とした空気の中で、子どもの無事な成長を報告し、これからの健やかな未来を願う。そんな時間を家族で共有できたことが、本当にかけがえのない思い出になりました。

天候にも恵まれて無事に終わった七五三のお参りでした。
七五三は今まで何気なく見ていた行事でしたが、いざ自分の子どもが主役になって迎えると、その意味の深さにジーンときました。

着物に袖を通した我が子は、いつもより少しお姉さんに見えて、「大きくなったなぁ」とあらためて感じる瞬間がたくさんありました。

境内はどこを歩いても美しくて、写真もいっぱい撮れて、家族の思い出としてもしっかり形に残すことができました。何より、子どもが「楽しかった!」と笑顔で言ってくれたのがいちばん親としては嬉しかったです。家族の節目をしっかり祝うことの大切さに改めて気づかされました。

七五三という1日を通して、家族の絆をもう一度ギュッと感じられた、そんな素敵な時間になりました。

橿原神宮での七五三お参り・ご祈祷をお考えの方へのアドバイス

これから参拝を予定されている方に向けて、私自身が「これは知っておいてよかった!」と感じたことや「当日こうしておけばもっと良かったな〜」という小さな気づきを記載します。

①橿原神宮の駐車場は通常有料なのですが、ご祈祷の受付時に車の台数分の駐車券がもらえます。
親族と無理に乗り合わせたりする必要はなく、複数台で来る場合もそれぞれの分をきちんとくれるので安心です。

②当日の着物の着付け師さんに着崩れ防止対策を聞いておきましょう
子どもを車乗せたり降ろしたりするときに、どうしても気になるのが着物の着崩れでした。
とくにチャイルドシートのベルトをつけると着物がぐしゃっとなってしまいがちで…
そこでおすすめなのが、事前に着付け師さんに「車移動のときのコツ」や「どう持てば崩れにくいか」を聞いておくことかな?と思いました。
「座るときの裾や袖はこう持って」「ここはあまり引っ張らないで」など、プロのひと言アドバイスがあるだけで、当日のストレスがぐっと減るかな?と思います。

③境内は砂利道多いため、靴は履き慣れた歩きやすいものがベスト
橿原神宮の境内は、砂利道が多く、小さな子にとってはちょっと歩きづらい場所もあります。
写真撮影のときだけ草履を履かせてあげても見栄えはいいかと思いますが、我が家は草履を嫌がりずっとスニーカーでした。
スリッポンを草履風にリメイクして、遠目から見ると草履を履いてるように見えるというのもあるので、気になる方は作ってみるのもおすすめです!
※ちなみに7歳くらいになると、しっかり歩けるお子さんも多く、草履でもいけるかもしれません。

その他、あると安心だった持ち物
・ストロー付きの飲み物(着物でもこぼさず飲める)
・ハンカチ+ウェットティッシュ(手水舎やおやつの後に)
・お気に入りのおやつ(待ち時間や写真前に一口食べると機嫌が◎)
 ※特に、待ち時間や移動中はぐずりやすいので

橿原神宮(奈良県橿原市)の七五三お参り・ご祈祷レポート【2家族目】

【なぜ七五三のお参り・ご祈祷に橿原神宮を選んだか】自宅からの距離・知名度・駐車場の広さなど

お宮参りや初詣いつもお参りに行っているなじみのある神社であり、奈良でも特に有名な橿原神宮。「日本のはじまり」とも言われる神社で七五三の節目をお祝いしたいと思いました。自宅からも実家からも近く、駐車場が広いこと等アクセス面でも選ぶ理由の一つになりました

【橿原神宮の七五三お参り・ご祈祷で回った順番と所要時間】ご祈祷もありで約1時間半ほど

〇駐車場到着
両家の両親と合流して境内へ。駐車場が広く台数も止めれるのですぐに合流することが出来ました。
※ご祈祷のある方は駐車場も無料でした
駐車場からご祈祷の受付をする参集所までは、5分もかからない距離でしたが、参道や鳥居、手水舎など
ゆっくり歩きながらお写真を撮りつつ進みました。
大人の真似をして一生懸命手水をする姿が可愛くてシャッターチャンスでした!橿原神宮七五三お参り・ご祈祷_手水舎2
〇ご祈祷受付
参集所の受付で申込用紙に名前住所等を記入し、祈祷料(7000円)をお納めしました。
※橿原神宮は予約制ではなく当日受付でした。
その際に、メダルと風船、おもちゃの引換券を頂きました。
ご祈祷の順番までは、待合スペースで待機。
平日だったこともあり5分ほどで順番が来ました。待合スペースは広々とした場所で長椅子も沢山あったので全員でかけて待つことができました。
授乳室や御手洗などの設備も整っており、10月末でしたがお天気がいい日で暑かったので、給茶機があったこともとても助かりました。
また靴箱も鍵付きだったので、七五三シーズンの土日など混雑する日は同じ草履が沢山でも間違えたりなくなったり等の心配がなく安心だと思います。

〇ご祈祷
この日はご祈祷の方が少なかったこともあり、我が家ともう1家族さんだけだったため
両家の両親も一緒にご神楽殿に案内して頂けました。
この日(平日)のご祈祷時間は15分ほど
土日など混雑する日は、待ち時間やご祈祷の時間が長くなるそうです。

〇 授与品受け取り
神楽殿から移動して、千歳飴と一緒におもちゃを選ばせていただきました。
沢山の種類のおもちゃがあり子供も大喜びでした!

〇境内で記念撮影
ご祈祷後は、内拝殿に参拝。
合わせて、基盤の誓いをしました
「基盤の誓い」とは、古くより宮中をはじめ公家・武家の社会においても、現在の七五三にあたる「着袴(ちゃっこ)の儀」として、行われており
碁盤を世界にみたて、元気良く飛ぶことで、立派な大人に成長するようにと祈願する儀式だそうです。
碁盤の目のように「筋目正しく育つ」・「身も心も健全に」・「運を自分で開く」との願いが込められています。
飛ぶことが楽しかったようでとびっきりの笑顔^^
基盤の誓いに込められた願いを、改めて願う瞬間でした。
その後、外拝殿の大絵馬や長山稲荷社でお写真を撮り、
娘のリクエストの鴨さんを見に深田池の周りをお散歩しました。
何気ない歩き姿もお着物を着ているだけでとても素敵でした!橿原神宮七五三お参り・ご祈祷_基盤
〇お参り終了
無事にお参りを終えて、昼食の予約をしていたこともあり一旦駐車場にて解散。
全体で1時間半ほどで終えることが出来ました。
可愛いお着物とみんなでお参りに行けたことがとても嬉しかったようで、大はしゃぎだった娘は車に揺られると爆睡🌙笑
よくがんばりました^^♡

橿原神宮の七五三お参り・ご祈祷の各スポットはどうだったか

▶︎参集所(受付)
受付場所は、時期や曜日によって異なるようですがこの日は参集所での受付でした。
待合スペースは広く、給茶機、授乳室、お手洗いもあり綺麗な設備、冷暖房も完備で充実していました。
長椅子が沢山あり、祖父母も座って待っていられるのも良かったです。
靴箱も鍵付きで間違える心配などもなく安心だと思います!

▶︎神楽殿
端正な神明造風の建築
参集所からつながる神楽殿でご祈祷頂きました。
落ち着いた神聖な空間で心が落ち着くのを感じました。

▶︎南手水舎
表参道を進み、外拝殿の手前にある手水舎は木に囲まれ荘厳な雰囲気でした。
太陽の光がきれいに入る手水舎で着物で手水をする姿は七五三参りならでは
ぜひ残してほしいシャッターチャンスです!橿原神宮七五三お参り・ご祈祷_南手水舎

▶︎ 外拝殿
本殿に最も近い参拝場所で、柔らかい光が入りとても神秘的でした。
外拝殿手前にある大絵馬は、大迫力で毎年干支が変わることも魅力です!
大きな絵馬の前は橿原神宮の定番の撮影スポットです!橿原神宮七五三お参り・ご祈祷_外拝殿

▶︎ 大鳥居
国内でも有数の大きな鳥居で迫力に圧巻されます。
鳥居を中心に写真を撮ると参道の奥行き感と畝傍山の自然がとても綺麗でした!
橿原神宮の大鳥居は神武天皇即位の聖地「日本の始まりを象徴する門」とも言われているそうです。橿原神宮七五三お参り・ご祈祷_大鳥居

▶深田池
境内の東側にある大きな池で、橿原神宮創建以前から存在する歴史的な池。
遊歩道が整備されていて散歩やジョギングをされている方もいる穏やかな場所でした。
鴨も泳いでいてお子さんも楽しいスポットだと思います!
池の周りをお散歩する姿は自然な表情なのでいいお写真が撮れました!橿原神宮七五三ご祈祷・お参り_深田池

【橿原神宮の七五三ご祈祷について】神聖な雰囲気のご祈祷でご祈祷料は7000円

ご祈祷の受付は、本殿の横にある「参集所」で行いました。事前予約は不要で、当日直接向かい受付しました。
平日だったこともあり、待ち時間は5分ほどご祈祷時間は15分ほどでした
受付場所は、時期や曜日によって異なるようで、11月の土日であれば外拝殿で受付との事です。
ご祈祷料は7,000円で、メダルやおもちゃ千歳あめなどを頂き子供も大喜びでした!祈祷所の中は落ち着いた神聖な雰囲気でしたが
下の子が途中そわそわしていましたが優しく見守ってくださいました橿原神宮七五三お参り・ご祈祷_ご祈祷の授与品

橿原神宮の七五三お参り・ご祈祷を終えての感想

私たち家族にとって初めての七五三参り。
お天気にも恵まれて、元気にお参りを無事に終えることが出来て一安心でした
初詣にもお参りに行くなじみのある橿原神宮ですが、節目の記念で伺うことで見慣れた参道もいつもとは少し違って、七五三参りにピッタリの神社だと感じました
この間はお宮参りで腕の中で抱っこしていたのに、お着物を着て自分の足で少し前を楽しそうに歩いている姿を見ると成長を感じとても感慨深い気持ちになりました。
ですがまだまだ幼い所もあり、歩き疲れて抱っこしてもらいたがったり、はしゃぎ疲れちゃったり
甘えてくれる今の時間をより大切に家族の時間を過ごそうと思いました。橿原神宮七五三お参り・ご祈祷_深田池2

【今後橿原神宮での七五三お参りをお考えの方へのアドバイス】平日・履きなれた靴がおすすめ

七五三お参り、ご祈祷は可能であれば平日がおすすめです!
秋のお参りシーズンは駐車場・境内・ご祈祷・お支度の予約も混雑します。平日や待ち時間や撮影スポット、境内も空いているので余裕を持ってお参り出来ました!

お参り時は履きなれた靴を持っていくと安心です!
着なれないお着物に、草履は小さい子にまだ難しいかもしれません;基本は履きなれたスニーカーやサンダルなどで歩き、お写真タイムでお草履に履き替えると負担も少なくておすすめです☆履き替え時間短縮のため、足袋は履いている方がスムーズだと思います。

お着物汚れ防止のために飲み物を飲むときは、タオルを口の下にあてる
車の乗り降り、階段は特に袖の引っかかりや裾の挟みに注意

・着崩れ対策や出発前の形を少し知っておくと〇
なれない着物なので身動きがとりにくく、触ってしまったり、車の乗り降りで崩れてしまうことがあると思います。また小物をとってしまってつける場所がわからなくなったり、、、そのためにもお参りに行く前の状態をある程度覚えていくことがおすすめです!紛失の恐れがある小物類(扇子やバッグ、筥迫など)はお写真を撮る時にお子さんに持たせてあげる方が紛失のリスクを減らせて安心です!

・お参り後にお食事に行く場合は、私服に着替えてからが絶対におすすめです
お子さんの体力的にも、母の汚れの心配も解消できます^^お参りに行く際大きいバッグを一緒にお渡しいただき、返却時はそちらに入れて返却くださいとおっしゃっていただいていたので食事の前に私服に着替えて簡易的に畳んでバッグに入れて返却しました。

・時間に余裕を持った行動がおすすめです!
土日お参りに行かれる方は特にかもしれませんが、駐車場やご祈祷、行きかえりの道路も混雑している可能性があります!またなれない着物でお子さんの歩くスピードやご機嫌もいつもとは少し違うかもしれないので、計画的に余裕を持った時間配分がおすすめです

【橿原神宮とは】はじまり・ご利益・スポット・ご祈祷・アクセス・駐車場など

橿原神宮とは?初代天皇である神武天皇を祀る神社

橿原神宮は初代天皇である神武天皇を祀る神社として、国家安泰・子孫繁栄のご利益がある神社です。
橿原神宮は神武天皇の即位の地とされ、神話と歴史の原点となった特別な場所であり、日本のルーツを体感できる貴重な場所です。
明治時代に神武天皇の偉業を称え、橿原宮跡に神宮を創建するよう民間有志から請願がありました。この請願に明治天皇が深く感銘を受け、創建されることになりました。
創建の際には、京都御所の内侍所(賢所)を本殿として、神嘉殿を拝殿として下賜されました。明治天皇によって1890年に建立された新しい神宮です。
全国に8万以上ある神社の中でも、特に天皇陛下と深い繋がりがあり格式の高い神社のことを「神宮」といいますが、橿原神宮はこれに該当します。
お宮参りや七五三参りで「子どもが立派な人に育ちますように」と願うにはぴったりの場所で、落ち着いてお参りしたい方にもおすすめです。

橿原神宮で祀られる神武天皇について

『日本書紀』や『古事記』に登場する神武天皇の東征神話は、日本の国土を統一したものとして国民に広く伝えられています。
神武天皇は国家の最高神・天照大神の玄孫であり、天皇家の祖先神とされています。
約2,680年前、紀元前660年2月11日に神武天皇は第一代天皇として即位され、現在の「建国記念の日」の由来となっています。
『日本書紀』によれば、神武天皇は伊勢神宮に祀られる最高神・天照大神の子孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の三代目にあたり、現在の天皇陛下のご先祖にあたることから皇祖神と呼ばれています。
神武天皇は世界平和の理想を実現するため、争いのない永続的な国づくりを目指して九州・高千穂の宮から東へ向かい、想像を絶する苦難を乗り越えて正しい政治を行うため、地理的・政治的に重要な大和・橿原に都を築くことを確信されました。
畝傍山(うねびやま)の東南、橿原の地に都を築かれる際、「奠都の詔(てんとのみことのり)」を発され、その中で「八紘一宇(はっこういちう)」の精神について述べられています。
これは天地四方八方の果てまで、地球上の民族が一つの家のように仲良く暮らすという世界平和の理想を示しています。

橿原神宮のご利益

夫婦円満の象徴である神武天皇と媛蹈韛五十鈴媛皇后を祀るため、男女の縁結びのご利益があります。
神武天皇が困難に打ち勝ったことから、勝負運や出世運を高めたい人に人気で、開運招福のご利益もあります。
また、神武天皇は127歳まで生きたと伝えられており、健康長寿のご利益も知られています。
神武天皇の危機を救った金色のトビ「金鵄(きんし)」をあしらった「勝ち守」は、さまざまな困難に打ち勝ち、すべての事がうまくいくご利益があります。

橿原神宮は広大なパワースポット

橿原神宮は東京ドーム約11個分の広大な敷地に、多彩な施設と自然が融合した美しい神宮です。荘厳な本殿、美しい神池、四季折々の自然を楽しめ、深い安らぎをもたらしてくれる場所です。
特に早朝や夕暮れ時の神宮は空気が澄み、心が落ち着く自然美が魅力的です。
境内は神聖で静寂な雰囲気に包まれ、日常の喧騒を忘れさせる癒しの空間となっています。
新年の初詣や厄除けだけでなく、毎年2月11日(建国記念の日)には盛大な祭典が行われ、多くの方が訪れます。
2021年(令和3年)の建国記念の日には神武天皇祭に合わせて、令和天皇・皇后雅子さまが橿原神宮を訪問された記録があります。

橿原神宮の見所スポット

表参道

橿原神宮には裏参道(北側・駐車場側)もありますが、正式な参拝ルートは表参道です。
参道は広く、美しい白い玉砂利が敷かれています。
参道両側の木々は、かつて橿原の地がカシの木で覆われていたという伝承に基づき、カシ類を中心に一本一本祈りを込めて植えられています。
これらは昭和15年(1940年)の紀元2600年記念行事に際して、全国から集められた2万2千本を超える献木を含め、約7万6千本の樹木が植えられたものです。
神宮の森は「橿原の森」と呼ばれ、神聖な自然環境が保たれています。春は桜、秋は紅葉が美しく、写真撮影や散策にも人気です。

鳥居

神域への入り口となる鳥居は4基ありますが、第一鳥居は高さ約10メートルの巨大な鳥居で、参拝者を迎える荘厳な門としての役割を果たしています。
鳥居は俗世と神域を分ける結界の役割を持ち、橿原神宮の鳥居は特に「日本建国の地」を象徴する玄関口といえます。
ご祭神が天皇の場合、鳥居は色を塗らず木の地肌を生かした素木(しらき)造りとなっており、橿原神宮が皇室ゆかりの社であることを示しています。

深田池(しんでんいけ)

橿原神宮の中でもあまり知られていない隠れた名所で、古くから自然のままに存在してきた池です。
季節ごとに異なる魅力があり、訪れるたびに新たな発見があります。
鴨やサギ、カワセミなどの野鳥が飛来し、バードウォッチングに最適なスポットです。
鯉や亀も多く生息し、小さなお子さま連れの家族にも人気です。
周囲には整備された遊歩道があり、四季折々の自然を感じながらゆったり散策できます。
春は桜と野鳥の命、夏は緑陰、秋は紅葉、冬は渡り鳥と静寂が美を深めます。

さざれ石

橿原神宮にある「さざれ石」は長寿・永続・繁栄を象徴する縁起の良い石として古くから大切にされてきました。
日本の国歌『君が代』にも詠まれているように、小さな石が長い年月をかけて巌(いわお)となる自然現象を表しています。
この石は国家や天皇の安泰、国の繁栄と平和を願う信仰の象徴であり、日本人の精神文化を宿しています。

大絵馬

橿原神宮の大絵馬は畳14枚分の大きさ(高さ4.5m×幅5.4m)で、一般の絵馬の約1600倍の大きさです。毎年11月末に翌年の干支に描き替えられ、年末年始には多くの参拝者が記念撮影に訪れます。
この大絵馬は昭和35年、上皇陛下のご生誕を祝うために初めて奉納され、国民の祝意と祈りを表すものとして始まりました。

内拝殿と本殿

神武天皇を祀るために建立され、昭和15年の紀元2600年記念行事に合わせて神域が大きく拡張されました。橿原神宮の本殿は明治時代の神宮建築で、もとは京都御所の賢所と神嘉殿を移築して建てられました。

橿原神宮は、日本建国の神話に登場する神武天皇の御陵があると伝わる地に建てられた、歴史と由緒ある神社です。昭和期の木造社殿として大変見応えがあります。
普段立ち入れない本殿の奥まで、特別ツアーで正式参拝も可能で、国の重要文化財に指定されています。
神武天皇が即位されたとされる畝傍山のふもとに建つ本殿は、日本という国が誕生した象徴的な地です。国家の繁栄、物事のはじまり、人生のリスタートなどに「強く背中を押す」力があるとされ、開運・決断力・スタート運・国家鎮護・安産・厄除けなどのご利益があります。

神武天皇陵

橿原神宮から神武天皇陵へは、整備された参道を徒歩約10〜15分(約1km)で歩けます。
神武天皇陵は日本の初代天皇とされる神武天皇の墓と伝わる古墳で、宮内庁により厳重に管理されています。
陵内への立ち入りはできませんが、参道や周囲の公園からその姿を望むことができ、日本の建国神話と皇室の起源を象徴する重要な場所です。

畝傍山

橿原神宮の東側から徒歩約10分で畝傍山の登山口に着きます。
整備された初心者向けのハイキングコースで、山頂までは約30〜40分です。
途中には案内板やベンチがあり、自然を楽しみながら登れます。
標高199mの山頂からは奈良盆地や大和三山、橿原神宮の広大な境内が一望でき、歴史的にも神聖な山として知られています。

授与所

七五三の行事のひとつに「碁盤の誓い」という儀式があります。これは、碁盤の上から飛び降りることで、お子さまの成長と将来の成功を願うものです。
この儀式は、昔の宮中や武家社会で行われていた「着袴(ちゃっこ)の儀」や「深曽木(ふかそぎ)の儀」という七五三に似た伝統がもとになっており、「皇室の七五三」とも呼ばれています。碁盤は「世界」を表し、その目のように正しく育ち、自立し、自分の力で運を切り開いていくことを願う意味があります。

現在は橿原神宮のほか、春日大社、大神神社、石上神宮などでも、この碁盤の儀に参加できます。この儀式は日本神話のエピソードを再現しているのではないかとも言われています。

ヤタガラスの石造

正しい道へ導いてくれる“導きの神鳥”。 JFAのシンボルでもある。熊野から神武天皇を大和へと導いたとされる三本足の神鳥「八咫烏」の像が、外拝殿の近くにあります。迷いや悩みがある人を「正しい道」へと導いてくれる力があると信じられています。

長山稲荷社(ながやまいなりしゃ)

静かな森の中に佇む、隠れた商売繁盛の神。
ご祭神:
宇迦能御魂神(うかのみたまのかみ):豊穣や食物の神として知られ、稲荷信仰の中心となる神様。
豊受気神(とようけのかみ):伊勢神宮・外宮(豊受大神宮)に祀られる食物の神。豊受大神(とようけのおおかみ)とも。
大宮能売神(おおみやのめのかみ):神職や巫女に関わる女性神。清らかさや神社の守護神としても信仰されています。
1933年に奉遷され、境内の奥まった場所に静かに佇む朱塗りの稲荷社です。
観光客は少なめですが、地元の人々の間では「知る人ぞ知る」強力なパワースポットとして篤く信仰されています。
ご利益: 商売繁盛・運気上昇・願望成就

橿原神宮の七五三祈祷について(予約不要・当日受付)

受付時間: 9:00~16:00頃(※年により変動あり)
※10月〜12月以外の時期も受付していますが、場所や記念品が異なる場合があります。
受付場所:
• 10月〜12月/11月の平日:参集所(南神門内)
• 11月の土日祝日:外拝殿 北回廊
祈祷場所:
• 10月〜12月/11月の平日:雅楽殿・儀式殿
• 11月の土日祝日:内拝殿
11月の土日には、マスコットキャラクター「やたちゃん」「カーコちゃん」が登場します。
初穂料: 7,000円〜
おさがり: お守り、長寿飴、記念のおもちゃ、記念メダルなど
※ご祈祷は本殿近くの「儀式殿」などで執り行われます。
※詳細は事前に神宮の公式ホームページまたは電話にてご確認ください。
※詳細はお出かけ前に神宮の公式HPまたは電話で確認するのが安心です。

橿原神宮での写真撮影について

祝子様ご家族による記念写真撮影は、申請不要です。
境内にて自由に撮影いただけます(※待合中およびご祈祷中の撮影は禁止)。
●ご注意:
営利目的での撮影には申請が必要です。また、当神宮指定業者以外を利用する場合は「持込料(1万円)」が必要です。
• 無許可での営利目的による撮影は禁止されています。
• 許可申請は、南神門を入って左側にある参集所で受け付けています。

橿原神宮の七五三ご祈祷・お参りのアクセス・駐車場

住所:奈良県橿原市久米町934

電話番号:0744-22-3271

開門時間:
【6 ・ 7 月】開門:午前5時半 / 閉門:午後6時
〈 8 ・ 9 月〉午前6時/午後6時
〈10・11月〉午前6時半/午後5時半
〈12・ 1月〉午前6時半/午後5時
〈 2 ・ 3 月〉午前6時半/午後5時半
〈 4 ・ 5 月〉午前6時/午後6時

ご祈祷受付:9:00~16:00

アクセス:
・電車の方
「橿原神宮前駅」中央口から徒歩10分

駐車場(有料):
約800台駐車可能
※祈祷の方は駐車券をもらえる

駐車料金:
普通車:500円/日
中型車:1,000円/日
大型車:2,000円/日

▼他の神社の七五三お参り・ご祈祷体験レポートも掲載中です。

春日大社(奈良県奈良市)の七五三お参り・ご祈祷体験レポート

大神神社(奈良県桜井市)の七五三お参り・ご祈祷体験レポート

橿原神宮(奈良県橿原市)の七五三お参り・ご祈祷をお考えならフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)で写真撮影と着物レンタル

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七五三(前撮り・後撮り) | 奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影と着物レンタルなら

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フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)の店舗一覧
奈良本店(奈良県奈良市鶴福院町26)
0742-26-3344

奈良 押熊店(奈良県奈良市押熊町1247-1)
0742-41-1188

奈良 柏木店(奈良県奈良市柏木町486-5)
0742-34-5001

奈良 橿原店(奈良県橿原市土橋町370-1)
0744-25-6000

広陵町 真美ケ丘店(奈良県北葛城郡広陵町馬見中2丁目6-26)
0745-55-0110

京都 木津川店(京都府木津川市州見台1丁目1-1-1ガーデンモール木津川2F)

0774-75-1800

 

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奈良県奈良市に3店舗、橿原市に1店舗、広陵町に1店舗、京都府木津川市に1店舗展開するフォトスタジオ・写真館。創業90年以上で培った、撮影技術・笑顔を引き出す技術で、お客様の大切な記念日を最高の思い出にし、最高の品質で写真に残します。

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