生駒大社(往馬大社)(奈良県生駒市)の七五三お参り・ご祈祷レポート|奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ

生駒大社(往馬大社)(奈良県生駒市)の七五三お参り・ご祈祷レポート

公開日2025年11月4日更新日2025年11月4日

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_拝殿前
奈良で七五三をお考えなら_奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影はフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

今回生駒大社(往馬大社)(奈良県生駒市)の七五三のお参りに行かれたご家族

3歳女の子の七五三のご家族です。

七五三のお参りに生駒大社(往馬大社)を選んだ理由

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_鳥居前

往馬大社は、生駒山をご神体とし、火を司る神様をお祀りしている神社です。古くからの由緒やその厳かな雰囲気に惹かれ、ご縁を感じてお参りさせていただくことにしました。

往馬大社は、生駒山の麓に位置し、豊かな自然に囲まれた落ち着いた雰囲気の中にも、どこか温かみを感じる神社です。車でもアクセスしやすく、駐車場も整っているうえ、事前に祈祷の予約ができる点が決め手となりました。
小さな子どもを連れて行く際は、待ち時間が長いと機嫌が悪くならないか心配になるものですが、予約ができたことでその不安がひとつ減り、安心して当日を迎えることができました。当日は天候にも恵まれ、無事に七五三のご祈祷を終えることができました。お昼過ぎの12時頃に神社に到着しましたが、平日ということもあり、参拝客は数名ほどで、ゆったりとお参りできました。

生駒大社(往馬大社)の駐車場アクセスと境内までの道のり

駐車場へは、道に迷うこともなくスムーズに入ることができました。
敷地も広く、駐車スペースに余裕があるため、駐車が少し苦手な私でも安心して停めることができました。
この日は平日だったこともあり、到着したときには数台ほどしか車が停まっておらず、落ち着いて利用できました。

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_駐車場

駐車場から拝殿までは、階段を登って向かいました。ゆっくり歩いてもおよそ5分ほどで到着します。

まず最初に階段の下の手水舎で手を清めました。

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_手水舎

最初の階段は3歳の子どもでも登ることができましたが、拝殿へ向かう階段は少し急で、途中からは抱っこで登りました。階段を登っていく間は、足元が不安定になるので草履よりも歩きやすい靴の方がいいかなと思います。

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_階段

帰りに気づいたのですが、駐車場から左手の方へ歩いていくとなだらかな坂道がありました。
そちらを通ると小さなお子様でも無理なく歩けると思います。

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_左横のなだらかな道

七五三ご祈祷の受付と待機

神社に着いてから、まず祈祷の受付を行い初穂料を納めます。兄弟がいると、ついお祝いする子どもの生まれ年を迷ってしまうことがありますが、往馬大社では数え年・満年齢の早見表が用意されており、西暦も記載されていたため迷わず記入することができました。

予約の時間より早めに到着したため、前の組の方のお参りが終わるのを5分ほど待っただけで、すぐにご祈祷に案内されました。

待合場所は屋外にあり、簡易のパイプ椅子が並べられたスペースで、座って待つことができるよう準備されていました。
私たちはその間、写真撮影をしたり、境内を散策したりしながらゆったりと過ごしました。混雑もしていなかったので写真も気にせず撮ることが出来ました。
ちなみに、七五三シーズンの土日祝日は、七五三祈祷が予約なしでも受付可能とのことですが、シーズンに参拝を予定されている方は、事前に確認しておくと安心だと思います。

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_待合スペース

生駒大社(往馬大社)の七五三ご祈祷の様子と時間

名前を呼ばれて、拝殿に移動し祈祷を受けました。拝殿は屋外の吹き抜けになっており、心地よい風が通っていました。
子どもは何が行われるのかわからず、少し緊張した様子でしたが、太鼓の音が鳴り始めると、驚きながらも興味深そうに見入っていました。

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_祈祷始まり前

祈祷の時間はおよそ15分ほどで、子どもも無理なく座っていられる長さでした。
祈祷が終わると、子供の名前を呼んでくださり、授与品を受け取りました。
照れくさそうに「はい、ありがとう」と返事をして、うれしそうに受け取る姿が印象的でした。

普段とは違う厳かな場所で、自分の名前を呼ばれてしっかり返事をする子どもの姿に成長を感じ、胸がいっぱいになりました。穏やかで幸せな気持ちに包まれた、忘れられないひとときでした。

奈良で七五三をお考えなら_奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影はフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

七五三ご祈祷後の授与品と子どもの反応

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_拝殿前-千歳飴-記念写真

祈祷の後には授与品をいただきました。袋の中身は盛りだくさんで、子どもも大喜び。実際にいただいたのは以下の通りです。
授与品の中身は、
・お守り
・千歳飴
・色鉛筆
・ミニタオル
・折り紙
・消しゴム
・縄跳び
・コップ
でした。

千歳飴を見るのは初めてだったので、最初は不思議そうに眺めていましたが、食べてみると「おいしい!」と喜んでいました。色鉛筆や縄跳びなど、実用的で日常でも使えるものが多く、とてもありがたく感じました。

お参りを終えて家に帰ると、さっそく色鉛筆を使ってお絵描きをして遊んでおり、嬉しそうな姿がとても微笑ましかったです。

生駒大社(往馬大社)境内の雰囲気

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_絵馬

境内に入ると、まず目に入ってきた馬の形の絵馬に、子どもは興味をひかれていました。往馬大社は絵馬発祥の地としても知られているようです。次回お参りに行く際には、家族みんなで願い事を書いて奉納するのを楽しみにしています。

生駒大社(往馬大社)七五三お参り・ご祈祷全体の感想

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_着物レンタル・着付け_境内の様子-砂利

階段を登ると、日常から切り離されたような神秘的な空間が広がっていました。
木々のざわめきと澄んだ空気に包まれながら、静かな時間の流れの中で、子どもとゆっくり向き合うことができました。
普段の慌ただしい日常の中ではなかなか感じられない、家族で過ごす穏やかな時間の大切さを改めて実感しました。

子どもたちがここまで元気に育ってくれたことへの感謝の気持ちと、これからも健やかに、笑顔あふれる毎日を過ごしてほしいという願いを込めて、心を込めてお参りいたしました。
お参りを終えた後も、神社の清らかな空気が心に残り、温かい余韻に包まれています。七五三を往馬大社で迎えることができ、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。

生駒大社(往馬大社)で七五三をお参りを考えている方へのアドバイス

・七五三では、着物でお参りされるお子様が多いと思います。
特に3歳のお子様の場合、車で移動する際にチャイルドシートに乗るとどうしても着付けが崩れてしまいます。事前に簡単な着付けの直し方を少し勉強しておくと安心です。

境内は階段や砂利道が多いため、足元は動きやすいスニーカーなどの靴がおすすめです。
特に小さなお子様連れの場合は、階段ではなく横の坂道を通る方が安全で歩きやすいです。

お子様のご機嫌が少し斜めになった時のために、お菓子や飲み物を用意しておくと良いと思います。
着物を汚さないように、お菓子は一口で食べられるラムネなどがおすすめです。

・境内には撮影禁止の場所もありますので、写真撮影をされる際は、事前に確認しておくと安心です。

拝殿は吹き抜けになっており、秋冬は冷えることがあります。寒い時期にお参りされる方は、ブランケットや上着などの防寒対策をされることをおすすめします。

写真をしっかり撮りたい方は、お子様を見る人と撮影する人の2名体制があると安心です。
または、プロのカメラマンに依頼するのも良いと思います。

奈良で七五三をお考えなら_奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影はフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

生駒大社(往馬大社)(奈良県生駒市)について解説

生駒大社(往馬大社)の概要

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_階段

生駒大社(往馬大社)の正式名称は往馬坐伊古麻都比古神社(いこまにいますいこまつひこじんじゃ)「生馬八幡宮」「生馬大明神」とも呼ばれます。奈良県内では「大神神社」や「石上神宮」と同様の信仰形態で、生駒山を御神体として祀られた日本有数の古社として有名です。

生駒大社(往馬大社)の特徴

神奈備の山:生駒山

往馬大社は生駒山を御神体(神奈備:神霊が宿ると信じられていた山や森)として祀られた神体山信仰の重要地です。奈良・大和に根づく古代の人々が山そのものを神として崇めた古神道の世界観から、その後の八幡信仰や神仏習合の影響までを体現する日本でも類を見ない奥深さを持つ神域といえます。

奈良県指定天然記念物の森「鎮守の杜(ちんじゅのもり)」

生駒大社(往馬大社)_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_鎮守の森

神社の境内一帯を覆っているのが、生駒山の自然林であるクスノキ、シイ、カシなど、太古のままの自然が残された貴重なエリア、鎮守の森です。また古代の人々が「神のいます山」と崇めた山そのものの霊気を肌で感じることができる神聖な空間です。
生駒山の七つの森を信仰対象とする「七森信仰」もあり、自然崇拝と村落共同体の結びつきを示しています。さらに、近隣の龍田大社や廣瀬神社とも深い関係を持ち、奈良盆地北部における広域的な神域・宗教ネットワークの一端を担ってきました。
神社周辺は古代の重要な交通路「生駒越え」に位置し、生駒谷十七郷の総鎮守として地域全体の信仰の中心地です。

無形文化財の火神祭

生駒大社の最大の行事である「火神祭」(10月)は奈良県の無形民俗文化財に指定されており、古くから「火燧木神(ひきりきのかみ)」として火の扱いにまつわる伝統的な儀式が伝承されています。龍田大社の「風神祭」、廣瀬神社の「水神祭」と並ぶ「三神祭」の一つです。
境内に設けられた松明点火の場や参道が舞台となり、若者たちが大きな松明を担いで石段を駆け下りる勇壮な神事が行われます。境内はその日だけは火と歓声に包まれ、古代火神信仰の名残を強く感じられる光景となります。

絵馬発祥の地

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_絵馬発祥の地

飛鳥時代、天武天皇の御代に、日本各地で牛馬が疫病にかかった際、朝廷が神に祈願したところ、「白馬を曳き並べて祭れ」との神託が下されました。これに従い白馬を奉納して祭祀を行ったところ、たちまち邪気が祓われ、疫病は鎮まりました。
これに由来し、往馬大社では白馬を奉納する神事が行われるようになり、後に実際の馬に代わって馬の絵を描いた「絵馬」が奉納されるようになります。これが「絵馬奉納」の起源とされ、往馬大社は「絵馬発祥の地」として知られるようになりました。
白馬には邪気を祓う力があるとされ、その清らかな姿を目にすることで災厄を避けるという信仰は宮中にも広がり、正月七日には天皇が紫宸殿において白馬を眺め、無病息災と国家の安泰を祈る行事「白馬の節会(あおうまのせちえ)」が行われました。この節会の起源は奈良時代以前に遡り、『延喜式』などの古記録にも記されています。
こうした白馬の節会や絵馬信仰は、宮中のみならず、往馬大社をはじめとする地域の神社においても大切に受け継がれ、今も人々の生活に根ざした文化として息づいています。

生駒大社(往馬大社)の祭神

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_ご祭神

本殿は階段を上った高台に鎮座しており、春日造の社殿が7棟並ぶ壮麗な神殿には
「伊古麻都比古神(いこまつひこのかみ)」「伊古麻都比売神(いこまつひめのかみ)」の二柱が氏神として祀られています。
古くから「火の神」としても信仰され山火事や火災から人々を守る役割を担っていると信じられており、火防の神社として尊崇される重要な要素であり、祭礼や火に関する行事も数多く伝えられています。主なご利益は火防・火難除け、安産、五穀豊穣、家内安全など多岐にわたり、火の神としての信仰が特に篤いことで知られています。
鎌倉時代には主祭神の2柱だけではなく、八幡系の神々を合祀し、左から順に「息長宿禰王命」「気長足姫命」「誉田別命」「伊古麻都比古命」「伊古麻都比咩命」「足仲彦命」「葛城高額姫命」親族神を加えた七柱の神々が祀られています。

生駒大社(往馬大社)の摂社・末社群

• 祓戸社(瀬織津比売神)
穢れを祓う神を祀る社で、参拝前の心身清めに詣でる人も多いです。
• 水神社(水分神)
水の恵みを司る神を祀り、農業や生活に関わる信仰の拠点です。
• 稲荷社(宇迦之御魂神)
五穀豊穣・商売繁盛の神として人気があります。
• 戎神社(事代主神)
商業の守護神である恵比寿さまを祀ります。

〇北末社
大山祇社 – 大山祇神
春日社 – 天児屋根命
神明社 – 天照大神
仁徳天皇社 – 大雀神
豊受比賣社 – 豊受比賣神

〇南末社
月読社 – 月読命
猿田彦社 – 猿田彦神
住吉社 – 底筒男命、中筒男命、表筒男命
伊弉諾社 – 伊邪那岐命、伊邪那美命

〇境外
• 高良社 – 祭神:大伴武以命、武内宿禰命
• 春日社(別院) – 祭神:鵜葺草葺不合命、大国主神、天児屋根命、大日孁貴神

生駒大社(往馬大社)の七五三・お宮参り御祈祷に関して

  • 御祈祷受付時間:9:00〜16:00
  • 予約:要予約
  • 七五三参り御祈祷の初穂料:5,000円~
  • お宮参り(初宮詣)御祈祷の初穂料:10,000円~
  • 御祈祷の所要時間:15分~30分

生駒大社(往馬大社)(奈良県生駒市)の基本情報・アクセス・駐車場情報

神社名往馬坐伊古麻都比古神社(往馬大社)
住所奈良県生駒市壱分町1527-1
電話番号0743-77-8001
受付時間8:00~16:30
アクセス〇電車
近鉄生駒線「一分駅」から徒歩7分
駐車場あり
公式HPhttps://www.ikomataisha.or.jp/
七五三(753)のご祈祷あり
ご祈祷時間9:00~16:00
七五三(753)ご祈祷の
初穂料
5,000円
七五三(753)ご祈祷の
予約
要予約

※生駒大社(往馬大社)駐車場

生駒大社往馬大社_奈良県生駒市_七五三・お宮参り_駐車場

生駒大社(往馬大社)(奈良県生駒市)の七五三・お宮参りの参拝・ご祈祷をお考えならフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)で写真撮影と着物レンタル

奈良のお宮参り・七五三の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)では毎年、生駒大社(往馬大社)へお参りに行かれる方のお宮参りや七五三の着物レンタルや当日支度、写真撮影などを対応させていただいています。特に生駒大社(往馬大社)にお参りをご予定される方は奈良押熊店や奈良柏木店や奈良本店が人気となっています。

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)は奈良県奈良市に3店舗、橿原市に1店舗、広陵町に1店舗、京都府木津川市に1店舗があります。奈良県全域から通いやすく、奈良京都の様々な神社やお寺にお参りに行く方にもご利用しやすくなっています。

創業90年以上の撮影技術と支度技術・衣装数で皆様のお宮参りや七五三が最高の思い出と、最高の形で何十年も残る写真を撮影し、家族にとって一生忘れない特別な時間を、幸せな体験と写真にしてお届けします。

▼七五三スタジオでの写真撮影に関するご案内はこちら

七五三(前撮り・後撮り) | 奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影と着物レンタルなら

▼七五三の奈良の撮影地でのロケーション出張撮影に関するご案内はこちら

七五三カメラマン出張撮影(ロケーションフォト) | 奈良の写真撮影と着物レンタルなら

▼七五三着物レンタルに関するご案内はこちら

七五三着物レンタル|奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影と着物レンタルなら

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)の店舗一覧
奈良本店(奈良県奈良市鶴福院町26)
0742-26-3344

奈良 押熊店(奈良県奈良市押熊町1247-1)
0742-41-1188

 

奈良 柏木店(奈良県奈良市柏木町486-5)
0742-34-5001

奈良 橿原店(奈良県橿原市土橋町370-1)
0744-25-6000

広陵町 真美ケ丘店(奈良県北葛城郡広陵町馬見中2丁目6-26)
0745-55-0110

京都 木津川店(京都府木津川市州見台1丁目1-1-1ガーデンモール木津川2F)
0774-75-1800 

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)ロゴ画像

奈良県奈良市に3店舗、橿原市に1店舗、広陵町に1店舗、京都府木津川市に1店舗展開するフォトスタジオ・写真館。創業90年以上で培った、撮影技術・笑顔を引き出す技術で、お客様の大切な記念日を最高の思い出にし、最高の品質で写真に残します。

関連ページはこちら

関連ページ