率川神社(いさがわじんじゃ)の解説記事|七五三・お宮参りのご祈祷などにおすすめ神社|フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

率川神社(いさがわじんじゃ)の解説記事|七五三・お宮参りのご祈祷などにおすすめ神社

公開日2025年10月10日更新日2025年10月10日

率川神社_七五三、お宮参り_鳥居

率川神社(いさがわじんじゃ)とは

率川神社(いさがわじんじゃ)の概要

率川神社_七五三、お宮参り_拝殿

奈良市本子守町にある、奈良市内で最も古い歴史を誇る神社です。安産・育児・家庭円満・息災延命のご利益で信仰されています。古式ゆかしい祭礼や独特の石像、歴史的建築に関心がある方には特に魅力的で、奈良観光の合間に、静かで落ち着いた空気を感じられる、隠れた癒しスポットとしてもおすすめです。

率川神社(いさがわじんじゃ)の特徴

大神神社(桜井市)の摂社

率川神社は、大神神社(桜井市)の 摂社として創建されています。正式には『延喜式』にも「率川坐大神御子神社(いざがわにますおおみわのみこじんじゃ)三座」と記載され、三輪の神の御子を祀る古社として登録されています。

建築様式(奈良県指定有形文化財)

率川神社の本殿は、中央に姫神、左右に父神と母神を祀る「親子三柱」の神殿配置が特徴です。
また、本殿は「一間社春日造」の檜皮葺で、三棟が横一列に並び南向きに位置しています。
その優雅な建築様式は近世初頭の形式を伝える貴重なもので、奈良県指定有形文化財にも登録されています。

三枝祭/ゆりまつり(日本最古のゆり祭り)

三枝祭(さいくさのまつり/ゆりまつり)は、奈良市の率川神社で毎年6月17日に行われる伝統的な神事で、日本最古の「ゆり祭り」とも呼ばれています。
古代から続く生命と再生の祭りとして、今も地元の人々や多くの参拝者に親しまれています。神話、自然、そして人々の祈りがひとつになるこの祭は、ただの宗教行事にとどまらず、大和の伝統と精神文化を今に伝える貴重な行事といえます。
この祭りは、古代の神話と深く結びついており、特に『古事記』に登場する神武天皇の皇后・媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)が、三輪山のふもとの狭井川で笹百合(ささゆり)を摘んでいたという伝承に基づいています。

率川神社(いさがわじんじゃ)の祭神

率川神社_七五三、お宮参り_祭神

主祭神は 初代・神武天皇の皇后、媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)。この姫は大神神社の御祭神・大物主大神のお子神とされ、父神は大物主大神(別名・狭井大神)、母神は玉櫛姫命とされています。
『古事記』によれば、初代神武天皇が大和へ入られる途中、三輪山麓の「狭井川」(さいがわ)のほとりで、笹百合(古名「さいくさ」)を摘んでいた媛女たち(七人の姫女)の中から、最も目立った姫—媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)—を見初められ、皇后とされました。

左右の御殿には父神 狭井大神(さいのおおかみ)、母神 **玉櫛姫命(たまくしひめのみこと)**がお祀りされており、まるで中央の姫神を守護するかのような配置です。このため古くから「子を守る神=子守明神」として尊ばれ、安産・育児・家庭円満・息災延命のご利益で信仰されています。父神・狭井大神は三輪山にある狭井神社と同一神であり、大物主大神の荒魂ともされています。こうした縁で、率川神社は本来、大三輪一族の信仰に根ざす神社として創建されたと考えられます

率川神社(いさがわじんじゃ)の境内スポット

遥拝所

率川神社_七五三、お宮参り_遥拝所

三輪山(大神神社の御神体)を遥拝できるスペースが設けられており、陶板画なども飾られています。三輪山(大神神社のご神体)に向かって拝めるスペースが設けられており、率川神社が三輪信仰の延長にあることが示されています。磁場の強さを感じると話す人も多い、神秘的な空間です。

蛙石

その姿から「カエル」に見立てられ、「お金がかえる・無事がかえる」など縁起物として人気。撫でることでご利益を願う「撫で蛙」として親しまれています

率川阿波神社

率川神社_七五三、お宮参り_率川阿波神社

大物主大神の御子神さまである事代主神さま(恵比須さま)をお祀りし、『延喜式』にも見える古社。
奈良市最古の恵比須社であり、毎年正月4日の宵戎(よいえびす)、翌5日の本戎(初戎)には、商売繁盛を願う方で賑わいます。

率川神社(いさがわじんじゃ)の七五三・お宮参り御祈祷に関して

率川神社_七五三、お宮参り_社務所
  • 御祈祷時間:9:00~17:00
  • 予約:要予約
  • 七五三参り御祈祷の初穂料:5,000円~
  • お宮参り(初宮詣)御祈祷の初穂料:5,000円~

率川神社(いさがわじんじゃ)の基本情報・アクセス・駐車場情報

神社名率川神社
住所奈良県奈良市本子守町18番地
電話番号0742-22-0832
受付時間9:00~16:30
アクセス〇電車の方
近鉄奈良線「近鉄奈良駅」から徒歩7分
JR奈良駅から徒歩7分
駐車場あり
公式HPhttps://isagawa-jinja.jp/

※駐車場は車境内に入り、奥にあります

率川神社_七五三、お宮参り_駐車場

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