三輪明神 大神神社(奈良県桜井市)とは|神様・お参り・ご祈祷・アクセス・駐車場など解説

三輪明神 大神神社(奈良県桜井市)とは|神様・お参り・ご祈祷・アクセス・駐車場など解説

公開日2025年6月29日更新日2025年7月20日

大神神社とは_奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

【三輪明神 大神神社とは】奈良県桜井市にある奈良で最も有名な神社のひとつで日本最古の神社のひとつとも言われている

大神神社とは_大神神社入口_奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

大神神社(おおみわじんじゃ)は奈良県桜井市にある奈良で有名な神社で、日本最古の神社の一つと言われます。

本殿を設けない原初の神祀りの様式になっていて、三輪山を御神体としています。拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して拝する形式になっています。

大神神社はなぜ日本最古の神社と言われるのか

大神神社のはじまりに関しては、「古事記」や「日本書記」に記載があり、大神神社の祭神である「大物主大神」と出雲の「大国主大神」のやり取りや、「大物主の大神」が三輪山に祀られる経緯など書かれています。このことから大神神社が神武天皇が即位する前の神代にはじまったとされ日本最古の神社のひとつと言われています。また、この「大国主大神」のやり取りから大神神社の祭神である「大物主大神」の神格の高さが分かります。これらの点から大神神社は日本最古の神社の一つとして、有名な神社となっています。

 

【大神神社の構造】本殿がない原初の神祀りの様式

本殿がない原初の神祀りの様式

大神神社とは_原初の神祀りの様式_奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

大神神社は祭神が三輪山に鎮まるために本殿をもうけずに三輪山に祈りを捧げるという神社の社殿が成立する前の原初の神祀りの様式をとっています。

大神神社 拝殿

大神神社とは_拝殿_奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

大神神社の拝殿は国の重要文化財にも指定されており、拝殿は鎌倉時代に創建されたとされています。拝殿の奥は神職さえ普段は足を踏み入れない神聖な場所とされています。

大神神社 三ツ鳥居

大神神社の三ツ鳥居は国の重要文化財に指定されています。鳥居を横一列に三つ組み合わせた独特の形式で「三輪鳥居」とも呼ばれています。中央の鳥居には御扉があり、三輪山を本殿とするならば、三ツ鳥居は本殿の御扉の役割を果たしていると言えます。禁足地と拝殿の間には結界として三ツ鳥居が設けられています。

三輪山

大神神社とは_三輪山_奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

標高約467mの山で、大神神社の祭神である大物主大神が鎮まるとされています。松・杉・檜などの大樹に覆われていて、杉は三輪の神杉としても有名です。三輪山は神聖な場所として入山が厳しく制限されていましたが、近年は注意事項を厳守の上、登拝ができるようになりました。参拝料は一人あたり300円で、受付は午前中のみとなっています。登拝は往復4キロで2時間ほどとなっていて、勾配もきびしく、体調不良を起こし消防隊を要請するケースも多くなっています。また私語や水分補給以外の飲食、写真撮影やスケッチ、火器の使用、植物や石の採取は禁止されています。登拝できない日も公式HPで公開されていますので、検討している方は事前にチェックしておくのがおすすめです。

【大神神社の祭神】国造り・医薬・酒造りで有名な大物主大神

大神神社の祭神は大物主大神とされていて、全国の精霊を統べられているとされています。大物主大神は

・出雲の大国主神とともに国造りを行ったことから国造りの神様として

・崇神天皇の際に大流行した疫病を鎮めたとされることから医薬の神様として

・杜氏の高橋活日命が祭神の援助で美酒を醸したことから酒造りの神様として

全国的に有名です。

【大神神社に関する書物での言及】日本書記・古事記・万葉集など多数

日本書記では、大神神社の祭神である大物主の大神が崇神天皇の御代に疫病を鎮めたことがかかれています。崇神天皇の御代には疫病が国中に流行しました。崇神天皇は大物主大神から「私の子孫である大田田根子を祭主にし、酒を奉納しなさい」とお告げの夢を見ました。崇神天皇は大田田根子に大物主大神を祀らせ、酒作りの杜氏であった高橋活日命を呼び、神酒を奉納しました。すると、たちどころに疫病はおさまったということが書かれています。

古事記では、大物主大神が出雲の大国主神の前に現れ、国造りを成就させるために、三輪山に祀られることを望んだことが書かれています。

また、万葉集では三輪の杉が神杉として神聖視されていたことが書かれています。

大神神社の祭神「大物主大神」について語られていることの詳細

<神代>

出雲の「大国主神」と大神神社の祭神の「大物主大神」で国造りを行ったとされています。「日本書記」では「大物主大神」は「大国主神」の幸魂奇魂であるいったとされ、「大国主神」と「大物主大神」を同一神とする考え方もあります。出雲の地で国造りをする「大国主神」に自信を三輪山の上に祀るように指示したとされています。これが現在の大神神社の原型となっています。

<崇神天皇の御代>

疫病が大流行し人口の半分が亡くなった。大物主の大神が崇神天皇の夢に出て、「大田々根子」に自信を祀らせ、酒を奉納すると疫病は納まると伝えた。その後崇神天皇は「大田々根子」を見つけ、大物主大神の子孫であることを知りました。そして「大田々根子」を「大物主大神」を祀る主としました。「高橋活日命」を神に酒を捧げる役である掌酒にしました。「高橋活日命」は大物主大神の神助で一夜で美酒を醸し神酒を奉納しました。するとたちどころに疫病が止み始めました。

倭迹迹日百襲姫の元に、男が通っていましたが、男が夜にしか現れないため、姫は昼に顔見せて欲しいと頼んだところ、男は「姿を見ても驚いてはいけない」ということを伝えました。姫が男が昼の時間にいることを伝えた箱の中を見てみるとそこには白蛇がいて、男は娘の元をさり、三輪山に帰っていきました。その男と白蛇が大物主大神の化身であったとされています。姫はその後悲しみに暮れ、箸が刺さって亡くなったとされています。

【大神神社といえば】お酒・杉玉・白蛇・兎など

お酒(大物主の大神は酒造りの神様としても有名)

大物主大神を厚く敬った崇神天皇は、神捧げる御酒を造るために高橋邑の活日に掌酒に命じ、活日は一夜にして美酒を醸しました。崇神天皇は12月の卯の日に大物主大神への祭りを行いました。このことから大神神社の祭神は酒造りの神として敬われるようになりました。大神神社では、現在毎年11月14日に醸造安全祈願祭(酒まつり)と呼ばれる新酒の醸造の安全を祈る祭典を行っています。この祭典では、全国から全国から蔵元・杜氏が集まり、拝殿上の大きな杉玉が青々としたものに取り換えられます。

しるしの杉玉

大神神社の祭神の大物主の大神が酒造りの神様であることと、大神神社の神木が杉であることから酒屋さんの店先に杉の葉を束ねてつるす風習ができました。現在も多くの酒造業者に大神神社から杉玉が授与されています。

白蛇(大物主大神の化身の姿)

大神神社とは_巳の神杉_奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

大神神社の祭神である大物主大神の化身の姿が白蛇とされています。大神神社内の白蛇が住むとされるご神木は「巳の神杉」と呼ばれ、蛇の好物である卵が参拝者によってお供えされます。境内の各所に卵がお供えものとしてあるのも、白蛇の好物をお供えすることから来ています。白蛇の物語は日本書記にもあり、倭迹迹日百襲姫の元に、男が通っていましたが、男が夜にしか現れないため、姫は昼に顔見せて欲しいと頼んだところ、男は「姿を見ても驚いてはいけない」ということを伝えました。姫が男が昼の時間にいることを伝えた箱の中を見てみるとそこには白蛇がいて、男は娘の元をさり、三輪山に帰っていきました。その男と白蛇が大物主大神の化身であったとされています。姫はその後悲しみに暮れ、箸が刺さって亡くなったとされています。姫のお墓は箸墓古墳として現在も残っています。また、この姫が邪馬台国の卑弥呼であったという説もあります。

崇神天皇が行った大神祭が12月の卯の日に行われたことから、大神神社は兎ともゆかりがあると言われています。毎月の卯の日には神縁の日として祭りが行われています。また大神神社の境内には兎の置物があり、撫でると身体の悪い所を癒してくれたり、願い事を叶えてくれると言われるようになりました。

【大神神社の代表的な摂社・末社】狭井神社や檜原神社など

狭井神社

大神神社とは_狭井神社_奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

三輪の神様の荒魂を祀る神社で、病気平癒の神様として信仰が篤くなっています。近くにある「薬井戸」は万病に効くという薬水が湧き出る井戸とされていて、神水を汲みに来る人が多くなっています。

大直禰子神社

国の重要文化財にも指定されています。大物主大神のご子孫の大直禰子命を祀っています。

檜原神社

祭神は天照大御神とされています。大神神社と本殿・拝殿がなく、三ツ鳥居を通して御神座を拝す様式をとっています。崇神天皇が皇居に祀られていた天照大御神をお遷しし、伊勢神宮鎮座前に大神をお祀りしたことから、「元伊勢」とも呼ばれます。

天皇社

三輪山の麓にて本記事でも度々登場した崇神天皇を祀っています。

 

率川神社

奈良県奈良市にある神社で、奈良市最古の神社とも言われています。三棟が横並びになっており、左側には父神の狭井大神、右側には母神の狭井大神、中央には媛蹈韛五十鈴姫命が祭神となっています。父神の狭井大神は、大神神社の大物主大神と同じ神様とされています。この三棟並んだ形で両親が寄り添うようにお守りになられる姿で鎮座されていることから安産、育児、生育安全、家庭円満の神様として敬われています

【大神神社のご祈祷料】5,000円~20,000円が目安

大神神社とは_ご祈祷場所_奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

大神神社のご祈祷料は5,000円~20,000円が目安です。希望するご祈祷のグレードによって料金が変わってきます。お正月期間はご祈祷の料金が上がることがありますので、事前に公式HPにて確認しておくことをおすすめします。ご祈祷のお申込みには、「お願い事」「住所」「氏名」「生年月日」が必要ですので、事前のお願い事を考えておきましょう。ご祈祷の受付は拝殿の左側にある参集殿にて受付しています。

【大神神社(奈良県桜井市)の所在地】車でも電車でもアクセスしやすい

大神神社_大鳥居_奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ渡辺写真館

所在地:奈良県桜井市三輪1422

アクセス:JR万葉まほろば線の三輪駅から徒歩5分

拝観時間:9:00~17:00

拝観料:無料

駐車場:あり

電話番号:0744-42-6633

こちらの記事で大神神社の七五三お参りとご祈祷の体験レポートも紹介していますので、ご参照ください。

大神神社(奈良県桜井市)の七五三お参り・ご祈祷体験レポート

 

大神神社(奈良県桜井市)の写真撮影や着物レンタルをお考えならフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)では毎年、大神神社へお参りに行かれる方の写真撮影や着物レンタル、当日支度などを対応させていただいています。特に大神神社にお参りをご予定される方は橿原店や広陵町 真美ケ丘店が人気となっています。

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)は奈良県奈良市に3店舗、橿原市に1店舗、広陵町に1店舗、京都府木津川市に1店舗があります。奈良県全域から通いやすく、奈良京都の様々な神社やお寺にお参りに行く方にもご利用しやすくなっています。

詳細は以下をご覧ください。

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フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)ロゴ画像

奈良県奈良市に3店舗、橿原市に1店舗、広陵町に1店舗、京都府木津川市に1店舗展開するフォトスタジオ・写真館。創業90年以上で培った、撮影技術・笑顔を引き出す技術で、お客様の大切な記念日を最高の思い出にし、最高の品質で写真に残します。

 

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