お宮参りの紐銭とは?発祥、相場、お返しなどについて解説 | 奈良の写真撮影と着物レンタルはフォトスタジオワタナベ

お宮参りの紐銭とは?発祥、相場、お返しなどについて解説

公開日2026年1月3日更新日2026年1月4日

お宮参りの紐銭

お宮参りをする方は、「紐銭」と呼ばれるお祝いをいただくこともあるでしょう。紐銭とは?お返しは必要なの?自分の知ってる紐銭と違う!?など、紐銭の風習は地域によって違いがありますし、そもそも紐銭になじみがない方もいるかもしれません。そこでこの記事では紐銭の発祥・由来や、紐銭の付け方、用意する側の金額相場などを解説します。関西など紐銭風習が残る地域にお住まいの方はぜひ参考にしてみてください。

紐銭とは?

紐銭とは、お宮参りで赤ちゃんに贈られるご祝儀・縁起物・小物のこと。「生まれてきたこどもが一生お金に困らないように」という願いを込めて、硬貨を麻ひもに通して祝着(のしめ)に結びつけたことに由来します。

時代とともに形を変え、現在はご祝儀袋に金銭を入れて結びつけることが一般的で、大阪・京都・奈良などの関西を中心に残る風習です。赤ちゃんをお披露目するお宮参りの時に、赤ちゃんの祖父母やママとパパの兄弟、友人、親戚、近所の人などが渡すものです。

地域ごとの違い

紐銭の呼び方や方法は地域によって違うため、事前に確認しておきましょう。
呼び方は、「紐銭(ひもせん・ひもぜに)」「帯銭(おびせん・おびぜに)」というところや、「紐餞」「紐扇」と書く地域もあります。

付け方もさまざまで、現在の関西地域では、硬貨ではなく「お祝いのお金が入ったご祝儀袋を祝着にぶら下げる」ことが一般的となっています。

中京地方である愛知県の一部では、麻紐 に通した5円玉(ご縁)・50円玉(ご重縁)を12枚、赤ちゃんの祝着に結び付けるとされております。12枚という枚数に込められた意味は【1年12ヶ月(一生)赤ちゃんがお金に困らないように】という願いが込められています。

上記のように地域や家風などによってさまざまなスタイルがあるといえるでしょう。
しかし紐銭は、関西地方では広く認識されている風習ではあるものの「必ず準備するべきもの」というわけではありません。地域の風習や家風にならってお宮参りをするのであれば、前もって調べて準備するとよいでしょう。

紐銭の発祥は?

お宮参りの紐銭

商人文化が色濃い関西地方で広く認知されている風習であることから、紐銭は関西発祥と紹介されていることが多いですが、実は紐銭の発祥地については諸説あり、「愛知県の熱田神宮(名古屋)」発祥と紹介されることもあります。

熱田神宮とは?

熱田神宮とは、「伊勢神宮」「明治神宮」と並ぶ日本三大神宮の一つとされており、三種の神器の一つ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」を御神体として祀っていることでも有名です。お宮参りの小物である犬張子(いぬはりこ)の発祥地ともされています。

なぜ熱田神宮発祥と紹介されるのか?

熱田神宮が発祥地に挙げられる理由がいくつかあります。

紐銭文化の元といわれる信仰

神宮号を受け、熱田神社から熱田神宮となるのが1868年(明治元年)のことです。まだ熱田神社とよばれていた江戸時代の古くから、祝い銭を紐に通して奉納し、福を結ぶ「祝い銭奉納」という信仰があったと伝わっており、この信仰が庶民の間で「贈答」や「祝い飾り」として洗練され広まったのが紐銭の始まりともいわれています。

名古屋〜中京圏から関西へと伝播した

紐銭が関西で盛んになったのは江戸時代後期〜昭和初期にかけて、大阪や関西地方での商売繁盛を祈願する商人文化は、恵比寿様を祀る「十日戎(とおかえびす)」として栄えており、中京地方の祝い銭風習が近しい商人文化を通じて伝わったのではないか?とみられています。
関西特有の「見える形で祝いを付ける」「派手好き・ハレを強調する文化」によって祝い飾りとしての形を変え、紐銭文化が定着したが、最古の形(紐に通す・結ぶ・神前由来)は熱田神宮の方が先とされ、紐銭文化の源流ではないか?とされています。

神社由来の風習

関西の神社では紐銭の古い記録がほとんど見られないそうです。
一方、熱田神宮では「祝い銭奉納」といった形で神事との関係が深いため、「神社の神事から生まれた」点で見ると、熱田神宮発祥説も有力ではないか?といわれています。

紐銭は関西発祥なのか?熱田神宮発祥なのか?

以上が熱田神宮も発祥地として挙げられる理由なのですが、
「紐銭の風習は熱田神宮が発祥」という明確な記載はどこにもありません。
熱田神宮の古い神前奉納の派生からか、それとも関西の商人文化で祝飾り紐銭として広く一般化してからか、発祥地をどう定義するかにもよるので「厳密には関西発祥か熱田神宮発祥かは断定できない」というのが正しいようです。

紐銭にまつわるマナー

お宮参りのお祝いに紐銭を渡している所

紐銭には、渡す方も受け取る方も覚えておきたいマナーがいくつかあります。ここでは、渡すタイミングや金額の相場など、気になるポイントをチェックしていきましょう。

紐銭はいつ渡す?

紐銭(ご祝儀袋)は、お宮参りに参加する時や、挨拶回りの時に渡すようにしましょう。誰が用意して渡すかは、赤ちゃんの祖父母やママとパパの兄弟、友人、親戚、近所の人などが紐銭を渡すとされています。

紐銭の相場はどのくらい?

かつては、赤ちゃんにとっての「初めてのお小遣い」としても渡されていた紐銭。しかし現代では、出産祝いとは別物であるものの、お祝い金としての意味合いが濃くなっています。
相場は、祖父母は5000円〜1万円。兄弟や親戚は3000円〜5000円。友人、職場の人などは1000円〜3000円です。厳密な決まりはないため、赤ちゃんのパパやママとの関係性を見て判断してよいでしょう。

紐銭にお返しは必要?

紐銭は出産祝いとは異なり、お祝い金としての意味合いが強いため、基本的にお返しは必要ありません。

感謝の気持ちを伝えたい場合は、頂いた金額の1/3程度を目安にお菓子やちょっとした小物などをプレゼントしてもよいでしょう。祖父母といった近い親族へは、会食でもてなす、記念写真を贈るなどの方法も、感謝の気持ちを伝える選択肢のひとつでしょう。

ご祝儀袋の用意の仕方

ご祝儀袋は紅白、または金銀の蝶結びのご祝儀袋を選ぶとよいでしょう。ご祝儀袋の中央上部、または左上部分にパンチやキリなどで穴をあけます。水引を境にして上段にお祝いの種類「御紐銭」「ひも銭」「おひもせん」「お祝い」などと書きと書き、下段に贈り主の「名前」を書いて準備完了です。

紐銭用のご祝儀袋もあり、あらかじめ上部に穴が開けられており「御紐銭」などの文言が印刷されているので、水引の下に名前を書くだけで完成するものもあります。
最近は100円ショップでもご祝儀袋は入手できますし、かわいらしいデザインもあるのでご家族の雰囲気にあわせて選ぶのも良いかもしれません。

紐銭の結び方

1. 紐銭(ご祝儀袋)に穴を開ける・御祝儀袋やポチ袋の中央上部または左上部分にパンチやキリなどで穴をあける
2. 水引や麻紐を通す・穴に紅白または金銀の水引を通す
3. 紐銭を結びつける・赤ちゃんが羽織る着物の紐部分にしっかりと結びつける

祝着に付ける紐銭以外の縁起物・小物

お宮参り 犬張子 でんでん太鼓 お守り袋

お宮参りには、昔から縁起が良いとされる小物を身に着け、お寺や神社へ参拝する習わしがあります。

お宮参りの小物は地域によって異なりますが、赤ちゃんを抱っこしたとき、祝着(のしめ)の紐を通じて抱っこする人の背中にぶら下がるように結び付けるのが一般的です。

・お守り袋
お守り袋は、お寺や神社でいただいたお守りを入れる袋です。 縁起の良い「鶴」が刺繍されているものが多く、赤ちゃんの長寿の願いが込められています。

・扇子
扇子はその形から「末広(すえひろ)」とも呼ばれ、赤ちゃんのこれから先の人生が末広がりであるように、という願いが込められています。 お宮参りの扇子はのし袋に入れられ、麻の紐が添えてあります。 麻の紐には「麻のように丈夫に育つ」という意味があります

・でんでん太鼓
赤ちゃんのおもちゃとして親しまれているでんでん太鼓も、お宮参りに用いられる小物の一つです。 すべて丸い面で表も裏も同じ形のでんでん太鼓には「おだやかで裏表のない子に育ちますように」という願いが込められています。また「太鼓の音は魔物を祓う」ともいわれており、魔除けとしての役割もあります。

・犬張子
犬張子は紙でできた犬の形の置物です。 犬の子どもは大きな病気もせずにすくすくと成長することから、「健康で丈夫に育つように」という願いが込められています。狛犬が原型とされている犬張子には魔除けや厄除けの意味もあり、子どもが数え年で3歳になるまでの災難を犬張子は身代わりになって引き受けてくれるといわれています。 お宮参り後は丁寧に保管し、3歳の七五三の際に奉納しましょう。

<小物は必要?>

「必ず付けないといけない」ということはなく、何も付けずに参拝しても問題ありません。

<小物はどうやって用意する?>

お宮参りの小物の入手方法は購入かレンタルです。

購入する場合、デパートや着物店などであれば実際に手に取って選ぶことができます。
インターネット通販も手に入りやすいのでおすすめです。
実店舗でもネットでも必要なものが一式セットになったものが用意されています。
しかしセットによって内容が異なったり、男の子と女の子で分けられていたりするため、購入時はしっかり確認するようにしましょう。

レンタルする場合、より費用を抑えることができます。
フォトスタジオなどで記念撮影をすると、衣装と一緒に小物をお得にレンタルできる場合があります。
レンタルならお参りの後に返却するだけなので、その後のお手入れや神社への奉納までの保管方法などに悩まされることがないのも魅力的です。

まとめ

・紐銭とは、「生まれてきたこどもが一生お金に困らないように」という願いが込められたお宮参り小物。大阪・京都・奈良などの関西を中心によくみられる風習で、地域によって呼び方や付け方も様々である。

紐銭は関西発祥の風習と紹介されることが多いが、熱田神宮など様々な発祥説があり定義づけも難しいため、関西が発祥地と断定できない。ただ、関西の商人文化で広く一般化したため、今も関西を中心に残る風習となっている。

・紐銭は、お宮参りに参加する時や、挨拶回りの時に渡す。赤ちゃんの祖父母やママとパパの兄弟、友人、親戚、近所の人などが紐銭を渡します。紐銭の相場は、祖父母は5000円〜1万円。兄弟や親戚は3000円〜5000円。友人、職場の人などは1000円〜3000円。お返しは不要だが、感謝の気持ちを伝えたい場合は、頂いた金額の1/3程度を目安に用意しましょう。

・ご祝儀袋は紅白、または金銀の蝶結びのご祝儀袋を選びましょう。100円ショップでもご祝儀袋は入手できます。

以上を踏まえて、赤ちゃんの誕生をお祝いし、健やかなる成長と健康を願って、楽しいお宮参りにしましょう!!

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