本記事では石上神宮(奈良県天理市)の七五三やお宮参りの参拝やご祈祷に人気の石上神宮に関して、特徴や祭神、境内スポットや御祈祷、アクセス、駐車場情報などについて解説します。
目次
石上神宮(奈良県天理市)とは
石上神宮の概要

石上神宮は日本最古の神社の一つで、物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特に異彩を放ち、健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神として信仰されてきました。
・石上神宮拝殿
・摂社 出雲建雄神社拝殿
・七支刀(しちしとう)
など多くの国宝が存在することでも有名です。
石上神宮の特徴
日本最古の神宮の一つ
『日本書紀』によると、石上神宮の創建は第10代・崇神天皇の時代、紀元前91年ごろと伝えられています。神宮の中でも最古で、伊勢神宮よりも古い歴史を持つ神社です。
石上神宮の御神体は神剣
石上神宮は神話に登場する霊剣を神として祀っています。この霊剣は神武天皇を救い、日本建国を支えた神剣として、古くから厚く信仰されてきました。石上神宮の「布留高庭(ふるのたかにわ)」は、神聖な神剣 「韴霊(ふつのみたま)」 が祀られていた、特別な場所です。拝殿の奥に位置する禁足地(立ち入り禁止の神域)であり、今でも誰も足を踏み入れることはできません。
明治時代の発掘で、神武天皇を救い日本建国を導いた霊剣「韴霊(ふつのみたま)」が土中から発見されました。この剣が祀られていた布留高庭こそが、石上神宮の霊力の中枢であり、古来より「神の力」が息づく最も神聖な場所とされています。現在もここには石碑が立てられ、多くの参拝者が拝殿からその方向に向かって祈りを捧げています。
多くの国宝が存在
国宝①:現存する日本最古の拝殿

石上神宮には、鎌倉時代初期に建てられたとされる、日本最古の拝殿があります。
第72代・白河天皇が御所にあった神殿「神嘉殿(しんかでん)」を寄進したものと伝えられ、拝殿としては現存する最古のものであり、国宝に指定されています。
国宝②:内山永久寺の遺構と貴重な出雲建雄神社拝殿
出雲建雄神社拝殿はかつて東大寺、興福寺、法隆寺に次ぐ大和国有数の大寺院として発展した内山永久寺(うちやまえいきゅうじ)鎮守の住吉社の拝殿であり、内山永久寺の建物の遺構として貴重なもので、国宝に指定されています。
国宝③:神話と外交をつなぐ奇跡の剣七支刀
七支刀は古代の朝鮮半島百済(くだら)の王が日本の王(倭王)に贈ったとされ、今から約1700年前西暦369年ごろつくられた、特別な形の剣です。
左右に三本ずつ枝のような刃を持ち、中央とあわせて「七本の刃」を持ちます。
実際に「百済王が倭王に贈った剣」と書かれた古代文字(銘文)が金で刻まれています。この七支刀は戦いに使う剣ではなく、神さまにささげるための「儀式用の剣」として作られました。今も石上神宮で大切に保管されており、国宝に指定されています。
神の使いとされる鶏
石上神宮境内で特に目を引くのが、境内で放し飼いにされている鶏たちです。鶏は古くから「夜明けを告げる鳥」として知られ、その鳴き声が暗闇を払い、新しい一日の始まりを知らせることから、古代より神聖な存在として「神の使い」とされてきました。
石上神宮でも、この伝統を受け継ぎ、約30年前に地元の方々が奉納した10羽の鶏がきっかけとなり、今では多くの鶏が自由に境内を歩き回る姿が見られます。彼らの存在は、訪れる人々に生命の息吹や神聖なエネルギーを感じさせるとともに、特に子どもたちにも大人気です。
石上神宮の祭神
主祭神①:布都御魂大神(ふつの みたまのおおかみ)
神話に登場する神の剣「布都御魂」が神格化された存在で、日本を建国した神武天皇を助けた霊剣の神様です。
主祭神②:布留御魂大神(ふるの みたまのおおかみ)
天璽十種瑞宝(あまつしるしとくさのみづのたから)に宿る霊力を神格化した神様。物部氏の祖・饒速日命(にぎはやひのみこと)に天照大神が授けたとされる10種の霊宝で、死者すら蘇らせると伝えられます。
主祭神③:布都斯魂大神(ふつし みたまのおおかみ)
スサノオがヤマタノオロチを退治したときに使った神剣「天十握剣(あめのとつかのつるぎ)」に宿る神霊。この剣によって退治された大蛇の尾からは「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が現れ、後に三種の神器となります。
石上神宮の摂社・末社
・出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)国宝 - 出雲建雄神(いずもたけおのかみ)
・天神社(てんじんしゃ)- 高皇産霊神(たかみむすびのかみ)神皇産霊神(かみむすびのかみ)
・七座社(ななざしゃ)- 生産霊神(いくむすびのかみ)足産霊神(たるむすびのかみ)
魂留産霊神(たまつめむすびのかみ)大宮能売神(おおみやのめのかみ)御膳都神(みけつかみ)辞代主神(ことしろぬしのかみ)大直日神(おおなおびのかみ)
・猿田彦神社(さるたひこじんじゃ) - 猿田彦大神(さるたひここのかみ)底筒男神(そこつつのおのかみ)、 中筒男神(なかつつのおのかみ)、 上筒男神(うわつつのおのかみ)、 息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)、 高靇神(たかおかみのかみ)
・神田神社(こうだじんじゃ) - 高倉下命(たかくらじのみこと)
・恵比須神社(えびすじんじゃ) - 事代主神(ことしろぬしのかみ)
石上神宮の詳細と七五三、お宮参りのご祈祷について

・御祈祷受付時間:午前9時より午後5時まで。(冬期は午後4時30分まで)
・お宮参り初穂料:5,000円~
・お宮参りご祈祷の予約:申し込み用紙に必要事項を記入し、社務所へ持っていくか、郵送が必要
・七五三初穂料:5,000円~
・七五三ご祈祷の予約:予約不要
石上神宮の基本情報・アクセス・駐車場情報
| 神社名 | 石上神宮 |
| 住所 | 奈良県天理市布留町384 |
| 電話番号 | 0743-62-0900 |
| アクセス | 〇電車の方 近鉄天理線・万葉まほろば線「天理駅」より徒歩約30分 |
| 駐車場 | あり |
| 公式HP | https://www.isonokami.jp/ |
| お宮参りのご祈祷 | あり |
| ご祈祷時間 | 9:00~17:00(冬季は16:30) |
| お宮参りご祈祷の 初穂料 | 5,000円〜 |
| お宮参りご祈祷の 予約 | 申し込み用紙に必要事項を記入し、社務所へ持っていくか、郵送が必要 |
| 七五三(753)のご祈祷 | あり |
| ご祈祷時間 | 9:00~17:00(冬季は16:30) |
| 七五三(753)ご祈祷の 初穂料 | 5,000円〜 |
| 七五三(753)ご祈祷の 予約 | 事前予約不要 |
石上神宮の七五三・お宮参りの参拝・ご祈祷をお考えならフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)で写真撮影と着物レンタル
フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)では毎年、石上神宮へお参りに行かれる方のお宮参りや七五三の着物レンタルや当日支度、写真撮影などを対応させていただいています。特に石上神宮にお参りをご予定される方は奈良本店・奈良柏木店・橿原店が人気となっています。
フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)は奈良県奈良市に3店舗、橿原市に1店舗、広陵町に1店舗、京都府木津川市に1店舗があります。奈良県全域から通いやすく、奈良京都の様々な神社やお寺にお参りに行く方にもご利用しやすくなっています。
創業90年以上の撮影技術と支度技術・衣装数で皆様のお宮参りや七五三が最高の思い出と、最高の形で何十年も残る写真を撮影し、家族にとって一生忘れない特別な時間を、幸せな体験と写真にしてお届けします。
▼お宮参りに関するご案内はこちら
・お宮参り写真撮影|奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影ならフォトスタジオワタナベ
・お宮参り着物・産着レンタル|奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影と着物レンタルならフォトスタジオワタナベ
▼七五三に関するご案内はこちら
・七五三(前撮り・後撮り) | 奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影と着物レンタルなら
・七五三着物レンタル|奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影と着物レンタルなら
▼ママ着物(訪問着)レンタルに関するご案内はこちら
ママ着物・訪問着レンタル|奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の着物レンタルなら
フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)の店舗一覧
・奈良本店(奈良県奈良市鶴福院町26)
0742-26-3344
・奈良 押熊店(奈良県奈良市押熊町1247-1)
0742-41-1188
・奈良 柏木店(奈良県奈良市柏木町486-5)
0742-34-5001
・奈良 橿原店(奈良県橿原市土橋町370-1)
0744-25-6000
・広陵町 真美ケ丘店(奈良県北葛城郡広陵町馬見中2丁目6-26)
0745-55-0110
・京都 木津川店(京都府木津川市州見台1丁目1-1-1ガーデンモール木津川2F)
0774-75-1800

奈良県奈良市に3店舗、橿原市に1店舗、広陵町に1店舗、京都府木津川市に1店舗展開するフォトスタジオ・写真館。創業90年以上で培った、撮影技術・笑顔を引き出す技術で、お客様の大切な記念日を最高の思い出にし、最高の品質で写真に残します。
関連ページはこちら



公開日2025年10月13日
更新日2025年10月21日



