葛城一言主神社の解説記事|奈良県御所市の七五三・お宮参りのご祈祷などにおすすめの神社|フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

葛城一言主神社の解説記事|奈良県御所市の七五三・お宮参りのご祈祷などにおすすめの神社

公開日2025年10月16日更新日2025年10月22日

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_拝殿

本記事では奈良県御所市の七五三やお宮参りの参拝やご祈祷に人気の葛城一言主神社に関して、特徴や、見所スポットや御祈祷、アクセス、駐車場情報などについて解説します。

奈良で七五三をお考えなら_奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影はフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

葛城一言主神社(奈良県御所市)とは

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_入口

葛城一言主神社の概要

葛城一言主神社は一言だけ願えば叶えてくれる神様として、地元の方にも親しまれている神社で、全国の一言主神を奉斎する神社の総本社としても有名な神社です。

葛城一言主神社の特徴

一言だけ願えば叶えてくれる神様として地元で親しまれている神様

古代から「一言主大神(ひとことぬしのおおかみ)」を主祭神として祀っており、「一言だけ願えば叶えてくれる神様」として信仰を集めてきました。その親しみやすさから、地元では「いちごんさん」と呼ばれています。ご祭神の一言主大神は、『古事記』『日本書紀』の伝承に登場し、「悪事も善事も一言で言い放つ神」「言離(ことさか)の神」とも称され、託宣・言霊の神格を持つ神とされています。

全国各地の一言主神を奉斎する神社の総本社

葛城一言主神社は全国の当社は全国各地の一言主神を奉斎する神社の総本社であり、全国各地には葛城一言主神社に参拝するための講があり、現在も篤い信仰を集めています。

奈良でお宮参りをお考えなら_奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影はフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

葛城一言主神社の見所スポット

葛城一言主神社本殿

一言主大神(および幼武尊=雄略天皇)が祀られています。葛城一言主神社の本殿は、一間社流造(いっけんしゃながれづくり)という様式で建てられており、屋根は檜皮葺風の銅板葺という形になっています。本殿の入口近くには、狛犬・獅子像が設置されており、本殿周囲を守護する役割を担っているとされています。獅子像・阿形(口を開く方)と狛犬・吽形(口を閉じる方)が対になって配置されており、これらは神様の側近として神前を護っているという信仰上の意味が込められています。

葛城一言主神社拝殿

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_拝殿

葛城一言主神社の別当寺であった普光寺という寺院が慶応3年(1867年)に拝殿を崇敬者の寄進によって再建したと記録がされています。四間社の入母屋造(いりもやづくり)の銅板葺で、特徴的な向拝(こうはい)は昭和60年(1985年)に新築されました。幕末の寺社建築であることから、江戸時代後期の宮彫り大工たちによる装飾彫刻が特徴となっています。

雄略天皇像

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_雄略天皇

伝承によると、雄略天皇が葛城山で狩りをしていたとき、一言主大神が神々しい姿で現れ、「我は悪事も善事も一言で言い放つ神、一言主大神なり」と名乗ったとされています。
雄略天皇は
・南朝鮮に進出して宋との交流を展開したなど、
・「万葉集」巻頭にも雄略天皇の歌が伝えられているなど
歴代天皇の中でも活動が顕著で、重要な天皇と意識されています。
葛城一言主神社では雄略天皇を顕彰すべく、令和2年に雄略天皇像を建立しました。

ご神木:葛城一言主神社はご神木が沢山あることも特徴

樹齢約1,200年の乳銀杏(ちちいちょう)
葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_銀杏

この木には母性や子授けにまつわる信仰があり、「この木に祈れば子どもを授かる」「母乳の出がよくなる」と伝えられ、多くの参拝者が願いを込めて祈ります。幹には気根と呼ばれる根のような突起が垂れ下がるように伸びており、その形が乳房に似ていることから「乳銀杏」という名がついたといわれています。この銀杏は高さ約20〜25メートル、幹回りは約3.85メートルもある立派な巨木で、樹齢はおよそ1,200年と推定されています。秋になると鮮やかな黄色に色づき、境内を黄金色に染める光景は多くの人々を魅了します。

無患子(ムクロジ)
葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_無患子

「無患子」という名前には「子どもが病気にならないように」という願いが込められています。ムクロジの実の皮は昔、石けんのように泡立つので洗い物に使われていました。
中の黒くて硬い種は、羽根つきの羽根の先につける「黒い玉」に使われています。使えば使うほどツヤが出るので、数珠(じゅず)としても使われてきました。

榧(カヤ)
葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_栢

カヤの木は、雄の木と雌の木が分かれている「雌雄異株(しゆういしゅ)」です。
実は食べることができ、小さな葉の先はとがっていて、触ると痛いため、昔から「厄除け」になるとされてきました。種からとれる油は、昔は灯り(燈明)として使われ、神社には大きなカヤの木が今も残っています。木の年輪がまっすぐで美しく、ゆがみにくいため、 碁盤や将棋盤の材料としてもとても大切にされています。

欅(ケヤキ)

ケヤキの木は枝が四方に広がり、とても大きく成長します。神社では拝殿をおおうような ご神木 になることもあります。

楷樹(カイノキ)

カイノキは、中国でとても大切にされてきた木です。
昔、中国の「科挙(かきょ)」という大事な試験に合格した人に、カイノキの木で作った「笏(しゃく)」という板を渡しました。そのため「 学問の木 」と呼ばれています。
孔子(こうし)の墓のそばには弟子がこの木を植えたといわれ、日本でも学校などに植えられることがあります。また、文字の「楷書(かいしょ)」の「楷」という字は、この木の名前からきています。

萬葉歌碑

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_歌碑

葛城(かつらぎ)地方は、昔、 葛城氏(かつらぎうじ) という有力な一族の本拠地でした。この一族は4世紀から5世紀にかけてとても力を持ち、天皇家と並ぶほどの勢いがあったといわれています。葛城氏の祖先として知られているのが、4世紀末ごろに活躍した 葛城襲津彦(かつらぎのそつひこ) という英雄です。
『万葉集』にも、この襲津彦の名を詠んだ歌が残されていて、葛城一言主神社では、歌碑(歌を石に刻んだ記念碑)を建て、かつて栄えた葛城一族をしのんでいます。

芭蕉句碑

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_松尾芭蕉

江戸時代の有名な俳人、 松尾芭蕉(まつおばしょう) も葛城山を訪れました。
そのときに詠んだ句が、今も神社の境内に 句碑 として残されています。

至福の像

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_至福の像

葛城一言主神社には、「至福の像」と呼ばれ
・参詣者の 長生き(長寿) を願う
・足腰が元気でいられるように祈る(健脚健康)
・もの忘れを防ぐ(ボケ除け)
を祈願する像としておまつりされています。

葛城一言主神社の年中行事

歳旦祭(さいたんさい)【1月1日】
元日の朝、新しい年を無事に迎えられたことを神さまに感謝し、
1年の 安全 や 豊作 を祈るお祭りです。
境内には全国から初詣に来る人たちで、1月15日ごろまでにぎわいます。

節分祭(せつぶんさい)【2月3日ごろ】
お正月のあいだに神社へ納められた 古いお札やお守り を、この日にお焚き上げします。
節分は昔、「もう一つの年越し」とされていました。
また、この地域では節分の日に その年の恵方(えほう) を向いて 巻き寿司を丸かじり すると、良い1年になるといわれています。

春の大祭(はるのたいさい)【4月5日】
春に行われる神社の大きなお祭りです。
地元の人々(氏子)が中心となって神事を行い、
古くからこの日に必ずお参りをするという 特別な信仰 も受け継がれています。

稲荷社祭(いなりしゃさい)【5月3日】
境内にある 稲荷社 のお祭りです。
「湯立(ゆたて)神事」という特別な神事で沸かした湯を飲んだり浴びたりすると、その年は 病気にかからず元気に過ごせる と伝えられています。

夏越祭(なごしさい)【6月30日】
半年に一度、心身のけがれを祓い清める 大祓(おおはらえ) の神事です。
「茅(ち)の輪くぐり」という輪をくぐって悪いものを取り除き、
暑い夏を元気に過ごせるように祈ります。

秋の大祭(御神火祭/ごしんかさい)【9月15日】
一言主神社でもっとも大きな行事のひとつです。
本殿の前に 神火壇(しんかだん) をつくり、
参拝者が願い事を書いた 祈祷串(きとうぐし) を炎にくべて祈ります。
この火祭りはとても神聖なため、神職(神主さん)は数日前から身を清めて準備します。
もともとは葛城山の修験者(山伏)の信仰と深く関係しており、
この祭りは室町時代(1482年)に始まったと伝えられています。

座講祭(ざこうさい)【10月第2日曜日】
地元の氏子地域(「座」と呼ばれるグループ)ごとのお祭りです。
昔からのしきたりにしたがって、長い竹で大きな 御幣(ごへい) を作り、
獅子神楽や天狗の面 などが登場するにぎやかな行列が行われます。夜には各地区から提灯を持って行列し、境内に集まる光景は
この神社の 秋の風物詩 になっています。

一陽来復祭(いちようらいふくさい)【冬至の日】
冬至は1年でもっとも昼が短い日で、この日から「運が上向いていく」とされています。
昔は夜中に行われていた神秘的なお祭りですが、今は夕方に開かれています。
神前に灯りをともして、 新しい光と運の再生 を祈ります。
この祭りは「献灯祭(けんとうさい)」とも呼ばれています。

その他、節分祭、夏越祭、春の大祭などの年中行事もあります。

葛城一言主神社の摂社・末社

・天満神社 ― 菅原道真(学問の神)学問・学業成就を願う人が参拝する社

・神功皇后社 ― 神功皇后 戦勝・安産・海上安全などを願う対象として

・市杵島神社 ― 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)水の神・弁財天などと関係の深い神として祀られることが多い

・住吉神社 ― 上筒男命・中筒男命・下筒男命・息長帯姫命 海上安全・航海守護・住吉系の神々を祀る

・八幡神社 ― 誉田別命(応神天皇)・息長帯姫命など 武勇・国土守護・八幡信仰と結び付く

・稲荷社 ― 保食神(うけもちのかみ)五穀豊穣・商売繁盛などを願う稲荷信仰の神

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_一言稲荷大明神

・祓戸神社 ― 瀬織津姫命 清め・祓いの神。参拝前に心身を清める願いで祀られる

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_祓戸社

葛城一言主神社(奈良県御所市)の詳細と七五三、お宮参りのご祈祷について

・御祈祷受付時間:午前9時より午後2時まで
・お宮参り初穂料:10,000円~
・お宮参りご祈祷の予約:予約制
・七五三初穂料:5,000円~
・七五三ご祈祷の予約:予約制

葛城一言主神社(奈良県御所市)の基本情報・アクセス・駐車場情報

神社名葛城一言主神社
住所御所市森脇432
電話番号0745-66-0178
アクセス〇車の方
京名和自動車道 御所南ICから車で10分

〇電車・バスの方
近鉄「御所駅」から奈良交通「宮戸橋」下車より徒歩30分
※徒歩の場合は駅から50分ほど、タクシーを使うのも一般的。
駐車場あり
公式HPhttps://www.hitokotonushi.or.jp
お宮参りのご祈祷あり
ご祈祷時間9:00~14:00
お宮参りご祈祷の
初穂料
10,000円〜
お宮参りご祈祷の
予約
予約制
七五三(753)のご祈祷あり
ご祈祷時間9:00~14:00
七五三(753)ご祈祷の
初穂料
5,000円〜
七五三(753)ご祈祷の
予約
予約制

※駐車場は広い駐車場があります

葛城一言主神社_奈良県御所市_七五三・お宮参り_駐車場

葛城一言主神社(奈良県御所市)の七五三・お宮参りの参拝・ご祈祷をお考えならフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)で写真撮影と着物レンタル

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)では毎年、葛城一言主神社へお参りに行かれる方のお宮参りや七五三の着物レンタルや当日支度、写真撮影などを対応させていただいています。特に葛城一言主神社にお参りをご予定される方は橿原店広陵町真美ケ丘店が人気となっています。

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)は奈良県奈良市に3店舗、橿原市に1店舗、広陵町に1店舗、京都府木津川市に1店舗があります。奈良県全域から通いやすく、奈良京都の様々な神社やお寺にお参りに行く方にもご利用しやすくなっています。

創業90年以上の撮影技術と支度技術・衣装数で皆様のお宮参りや七五三が最高の思い出と、最高の形で何十年も残る写真を撮影し、家族にとって一生忘れない特別な時間を、幸せな体験と写真にしてお届けします。

▼お宮参りに関するご案内はこちら

お宮参り写真撮影|奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影ならフォトスタジオワタナベ

お宮参り着物・産着レンタル|奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影と着物レンタルならフォトスタジオワタナベ

▼七五三に関するご案内はこちら

七五三(前撮り・後撮り) | 奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影と着物レンタルなら

七五三着物レンタル|奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の写真撮影と着物レンタルなら

▼ママ着物(訪問着)レンタルに関するご案内はこちら

ママ着物・訪問着レンタル|奈良市・橿原市・広陵町・木津川市の着物レンタルなら

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)の店舗一覧
奈良本店(奈良県奈良市鶴福院町26)
0742-26-3344

奈良 押熊店(奈良県奈良市押熊町1247-1)
0742-41-1188

奈良 柏木店(奈良県奈良市柏木町486-5)
0742-34-5001

奈良 橿原店(奈良県橿原市土橋町370-1)
0744-25-6000

広陵町 真美ケ丘店(奈良県北葛城郡広陵町馬見中2丁目6-26)
0745-55-0110

京都 木津川店(京都府木津川市州見台1丁目1-1-1ガーデンモール木津川2F)
0774-75-1800

 

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)ロゴ画像

奈良県奈良市に3店舗、橿原市に1店舗、広陵町に1店舗、京都府木津川市に1店舗展開するフォトスタジオ・写真館。創業90年以上で培った、撮影技術・笑顔を引き出す技術で、お客様の大切な記念日を最高の思い出にし、最高の品質で写真に残します。

関連ページはこちら

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)
店舗一覧

関連ページ